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2021年の登山はどうなるのか?山小屋は大丈夫か?

燕山荘

2021年の1月3日に北横岳に行ってから、すでに丸二カ月が経ち緊急事態宣言も残り僅か!

もうコロナ絡みのネタを書くつもりはなかったのですが、漠然と2021年の登山はどうなってしまうのかと、ふと考えてしまいました。

昨年(2020年)は、山小屋でのコロナ対策対応や、そもそもコロナによる休業を余儀なくされた山小屋も多く、以前から言われている登山文化の変貌と山小屋経営についても危惧されている中、このコロナ禍での山小屋の将来が非常に心配になります。

登山自体は無くなりはしないとは思いますが、登山にまつわる関係各所は非常に厳しい試練を、また今年(2021年)も被ることになるんでしょうね。

昨年は、微々たるものですが登山に赴いた時になるべく山小屋にて消費を行いました、昼食やら飲み物やらと少しでも助けになればとの思いです。

一昨年に結構センセーショナルな訴えがありました、雲ノ平山荘さんのHPに記載のあった記事です。

雲ノ平山荘HP
https://kumonodaira.com/news/helicopter_03.html

そこには登山文化の心配と、現実的な山小屋運営の厳しさ(輸送ヘリ問題等)と悲痛な叫びが書いてありました、そこへきてのコロナですから一登山者としても他人ごとではないと感じました。

山小屋があって安全(登山道整備・飲み水・宿泊・緊急避難等)に登山が出来ていることも現実ですし、もし山小屋がなければ遭難・滑落等さまざまな事故等が起きることは明白。

登山そのものの人口が減る原因にもなりますね、もっとも登山人口は一時の盛り上がりから比べれば、確実に減少へ転じているはずです、高齢者はいずれ登山から引退していくことは普通ですし、かといって20代~30代の登山者はそこまで増えているわけではないので・・・。

そんな中、先日「赤岳鉱泉」のオーナーが宿泊費等の値上げを発表していました。このアナウンスを見たときには山小屋経営はすでに限界をとっくに超えていて、いよいよ今年2021年はヤバイと思いました。

燕山荘も値上げのようです、あのホスピタリティーをもって山小屋を維持していくには致し方無いことだと思います。

燕山荘HP 
https://www.enzanso.co.jp/topics/61021

メジャーな山小屋ですらいよいよやばくなってきましたよね、雲ノ平山荘しかりですがコロナ対策を施す側(事業者側)には、どうやっても不利な事しかないです。一登山者としてわずかながらの協力(昼食利用や物品購入等)しかできませんが、何か歯がゆく思います。

登山業界に限ったことではありませんが、先日のPEAKSの事業譲渡ならびに枻出版の民事再生との報道を見、ただでさえ苦戦している出版業界と登山がいっぺんに影響を受けてしまった事案。何とも言えないですね!!

2021年は色々な意味で、山小屋には協力していきたいと思います。

お腹の弱い山爺はトイレがなかったら困りますし、縦走中の水確保には重要な存在ですので、微力ながら応援していきたいと思います。

ではでは。

ぽちっと応援お願いいたします。

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