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乗鞍岳・木曽駒ケ岳(千畳敷)の雪崩!とジオグラフィカの雪崩オーバーレイ機能

雪庇

先日悲惨な事故がおきました。皆さんもNEWSでご存じかと思いますが、乗鞍岳と木曽駒ケ岳の雪崩です。

雪山を少々たしなむ山爺にとっても、他人ごとではありません。今まで運が良くて雪崩に遭遇しなかっただけだと思います。
一般的に雪山においては自分もそうなのですが、雪山登山能力では技術(歩行等)ばかりが先行しまいがちですよね。

今回の雪崩の事故のNEWSを見て、正直ハッとさせられました。

そうです、技術先行ばかりしていて「雪崩」に対する危機管理が薄れていたことに気づきました。

雪山講習を受けて「滑落停止」訓練や「アイゼン歩行」「ピッケル操作」は習っても、「雪崩」に関する知識ってほとんど無いことに気づきました、もちろん事前情報として雪崩が起きやすい山域に行く場合は下調べをしてその心構えはありましたが、現実に雪崩の発生・回避・予測についてはほとんど無いと言っても過言ではないです。

で、結論として間に合うかどうかわかりませんが「雪崩講習」に参加してみたいと思ったのです。今シーズンは無理かもしれませんが必ず受講したいと思いました。

そこで最低限ではありますが、事前にネット等で参考予定山域の雪崩に関する情報を収集することはもちろんですが、実は皆さんもお手持ちの登山地図アプリ等で簡単に雪崩の発生しやすい危険エリアを視覚的に見ることができるんです。

山爺の使っている『ジオグラフィカ 登山用GPS』です。このジオグラフィカは登山地図アプリでYAMAPやヤマレコに比べれば少々マニアックですが、慣れると非常に使いやすいアプリです。(結構お勧めですよ♪)

ジオグラフィカ 登山用GPS

マツモトケイジさんという方が開発されたGPS登山地図アプリになります。

山爺は登山地図確認・現在位置確認・初見山行の軌跡確認(他人のGPSデータをインポート)で使っています。機能は満載で標高の読み上げや、もちろんトラック(参考記録)や地点登録等なんでもできます、たぶん山爺は30%も使いこなしていないかもしれませんが(笑)

詳しい内容は以下のURLでご確認ください♪ちなみに無料版でもOKなのですが機能制限があるので一度だけ課金することをお勧めします。課金は1回のみで全ての機能が使えるようになるので、今流行りのサブスクではないので安心です、料金は960円です(たぶん安いと思います)

https://geographica.biz/

オーバーレイ 機能「 雪崩傾斜」

今までジオグラフィカを使ってきて気づかなかったのですが、これが非常に便利で一目瞭然なのです。今回木曽駒ケ岳で起きた雪崩は八丁坂中腹のオットセイ岩の下です。実際にジオグラフィカでこのオーバーレイ機能を使って雪崩の発生しやすい場所を見てみると、データ上では発生はしない事になています。ですがその後の伊那前岳下部の2回目におきた雪崩はもろ雪崩発生エリアに該当していますね。(それだけ条件が悪かったっていうことだと思います)

ジオグラフィカ内の画像はこんな感じ。等高線の周りを赤く塗られている部分が雪崩発生エリア、確かに過去木曽駒ケ岳に行ったときの雪山でデブリ(雪崩跡)を見た箇所、先日の宝剣岳直下の冬道ルートミスも該当しています、明らかに雪崩の発生する個所です。

ジオグラフィカ 雪崩 オーバーレイ

メニュー→オーバーレイ→雪崩傾斜の順で設定できます。

このオーバーレイの使い方は雪山の場合は、夏道と違っていわゆる冬道を通る際の安全確認にはなります。山爺はこのジオグラフィカに他の登山者が通ったルート(雪山や初見の山の場合)を、ヤマレコ等でそのGPSデータをダウンロードしインポートしてジオグラフィカ上に軌跡を表示させ最低限のルート確認を行っています。(もちろん紙地図も必須です)

使ったことがないのでYAMAPやヤマレコや山と高原地図等のアプリも似たような機能はあるのかもしれませんが、もしそういった機能があるなら安全対策として使うべきですね。

雪崩の予測と雪崩情報

ハッキリ言ってこの雪崩予測は山爺には分かりません。(なので講習を受けてみたい)

雪崩情報を発信しているのが下記の「日本雪崩ネットーワーク」です。ものすごくためになるサイトなので、雪山をされる方はブックマーク必須ですね。

https://nadare.jp/

一般的には山行日当日の前日から数日くらいの気象条件が関わってくるのかなと思っています(個人的な見解です)。当ブログでも過去木曽駒ケ岳の八丁坂の事を書きました。この日は前日の天候(霙・低気温等)による乗越直下の斜面完全凍結でした、滑落事故を数度も見てしまい、前日の遭難したクライマーはお亡くなりになりヘリで回収という日でした。

木曽駒ヶ岳の雪山登山(2019年2月10日状況・宝剣岳滑落・八丁坂滑落事故多発)

今回の山行記は2019年2月10日(日)の木曽駒ヶ岳雪山登山になります。多分、登山をされている方でしたら既にご存知かとは思いますが、この日はNEWSでもかなり流れていたのですが、滑落・死亡事故が多発し ...

今回の乗鞍岳・木曽駒ケ岳も共通して前日の降雪と霙による「ウインドスラブ」が原因と報道されていました。

過去、木曽駒ケ岳に限らずこのスラブ状のコンディションは歩ています、がしかし雪崩に合わなかったのは単に雪面の斜度が緩かっただけに過ぎないんですね。いやただ運が良かっただけなんですよね(反省)

※ウインドスラブ:吹雪きにより吹き溜まりができ、一枚板のような広い面積で不安定に発達した箇所

たぶん雪山をされている方なら経験のある「モナカ」のような状態ですね、表層はカチカチで固い雪でその層を踏み込むと下の層はサラサラだったり新雪の状態ですね。

う~ん調べれば調べるほど怖くなってきた(初心に帰ることと安全対策・リスク回避の徹底ですね)

まとめ

残念ながら乗鞍岳の雪崩は、お亡くなりになってしまった方が出てしまいましたが、明日は我が身ということだけは肝に銘じたいと思います。

話は違いますが、過去谷川岳に行った時もすげー「雪庇」近くを通っている方(写真を撮ろうとしていた)がいて、アブね~なって思った事がありました。唐松岳では踏み抜きの危険もありました(結構深いんですよね~)。

よく登山は自己責任とは言いますが、確かに自己責任なんですが、あまりにも無知すぎる方や装備不足の方もチラホラ・・・。

決して自分は完璧ではありませんが、常に知識と技術の向上は意識しながら登山はしているつもりです、特に自分にとって初見の山や危ないと言われている箇所やコースは入念に下調べをしてから挑むようにしています。

わくわく感やドキドキ感は好きですが、それと命を守る術は別物だと思いますので、「山を舐めるな」おじさんでいたいと思います(笑)

残雪期といってもまだまだ雪山の様相ですので、皆様どうぞ安全登山で雪山を楽しみましょう(^^)

ではでは。

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