山行記

千畳敷~極楽平~宝剣岳~木曽駒ヶ岳の登山マイナー周遊コース(勝手に命名)

この山行は2018年7月15日の備忘録です。岩場の登山がしたくて通常ならロープウエイを降りたら八丁坂に向うの一般的な木曽駒ヶ岳の登山ですが、今回は逆回りというか普段は通らないルートで登山をします。後々でてきますが、宝剣岳を極楽平から宝剣岳に登り中岳を超えて木曽駒ヶ岳へ向かうコースです。山爺的には大好きなコースです。もちろん日帰りで行けますし、初心者の方のアルプスデビューとしては非常にもってこいの登山(一般初心者ルートの方ね)だと思います。

目次

木曽駒ヶ岳データ

場所:長野県上松町・木曽町・宮田村の境界 木曽山脈(中央アルプス)の最高峰
標高:2,956m
標高差:300m(千畳敷駅より)
行動距離:往復3.6Km
行動時間:3時間~4時間(休憩除く・八丁坂中経由)
アクセス:木曽駒ヶ岳への玄関口はマイカーなら駒ヶ根ICより10分程。公共交通機関の場合は新宿大阪名古屋から高速バスで菅の台バスセンター直行便有
駐車場:長いので記事下部で詳細確認してください

メモ

千畳敷カール:2万年前、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形。参考URLはこちらをクリック
宝剣岳:木曽駒ヶ岳の南に位置し東麓の千畳敷カールからは大きな岩峰として望め中央アルプスの代表的な風景に挙げられている。

木曽駒ヶ岳登山ルート

木曽駒ヶ岳のコースは主に①になります。他にも色々と周れますが今回は初心者限定で紹介。
他のコースは下記参考をみてください。

①木曽駒ヶ岳(初心者)コース 千畳敷駅~八丁坂~中岳~木曽駒ヶ岳
②極楽平・宝剣岳経由コース  千畳敷駅~極楽平~宝剣岳~中岳~木曽駒ヶ岳

参考URLはこちら

山行記録

山爺カミングアウト!

『はっきり言って登山は嫌いです(笑』

じゃあ何故、登山をするかと言うと、嫁の付き合いと、半ば強引に自分の運動不足解消にしています!嫌いと言っても、楽しい部分や、スリル的な部分もあるのですが・・・マラソンの次に嫌いなスポーツです。
こんな事をかいていますが、過去5~6年の間に、嫁の付き合いで相当数の山に登っています。1000mの低山から3000m級の高山まで色々です。しかも、その内の幾つかの山はテント泊や縦走もしています。こんなにキツいスポーツ(ん?苦行だよね)は無いと思っています(笑

今回は、何度かテント泊で行っている木曽駒ヶ岳へ久しぶりの山行です。テント泊で何度も来ていますが、実は行った事がないコースがあり、そこをターゲットにした為、今回は日帰りでの山行計画です。

そのコースとは【千畳敷駅~極楽平~宝剣岳~中岳~木曽駒ヶ岳~中岳~乗越浄土~八丁坂~千畳敷駅】となります。

もし日帰りで計画されている方がいたら、参考にしてください。

注意ポイント

ご自身の力量での範囲と安全には十分注意してください!ちなみに上級コースに指定されています。

千畳敷駅~極楽平~宝剣岳

さて実際の登山ですが、今回の山行メインルート箇所(極楽平~宝剣岳)ですが、個人的感想を言いますと3点支持が出来れば問題なく通過できます。高度感はありますが、足場や・鎖・ステップがしっかり付いていますので多少経験のある方なら大丈夫だと思います。ちょっとびっくりですが、私たちの前にいたパーティーは学生さんか20代前半くらい6名、その中に明らかに登山初のような女子(スニーカーに毛の生えたものを履いていました)がいて、キャーキャー言いながら走破してました!!(もちろん過信は禁物:自己責任です)

少々、戻って千畳敷駅から極楽平(三ノ沢分岐)ですが、八丁坂経由で木曽駒ヶ岳を目指すより断然早く楽です!ただ上記のルートを通りますが。(今回はテント泊仕様でいけるかのチェックの意味もありました:ちなみにテント泊仕様ですと17キロ程背負います)

宝剣岳~宝剣山荘

相変わらず宝剣岳頂上は写真撮影で大渋滞になります(過去に宝剣山荘側からは登頂あり)。宝剣山荘側からの上りと下りはルートが1本しかないため必ず渋滞が発生しますが、順序よく進めば大丈夫でしょう。1~2箇所程、高度感のあるところもありますが鎖と三点支持さえ守れば大丈夫です。(経験の少ない登山者もきます、すれ違いやルールを知らない登山者には要注意です:鎖があるといっても危険個所には変わりありませんので)

宝剣山荘~中岳~木曽駒ヶ岳

このルート部分で一般ルートは特に問題ないと思います(中岳上り下り~木曽駒ヶ岳登上り下り)、かなり軽装な一見観光客と見間違いそうな方もいます、ですので登山ルートは大概混んでいます。

そんな方にお勧め【巻道ルート】この中岳と木曽駒ヶ岳には巻道があります。何と言ってもガラガラで下手すると人と会いません(笑 ただ注意点としては、巻道って楽なルートでしょって思うかもしれませんが、ちょいちょい危ないかなって思う場所もでてきます。ですので安全にいくなら混んでる一般的なコース。時間短縮とちょっぴり険しいところがある巻道、どちらを選ぶかはあなた次第です(笑

注意ポイント

中岳の巻道への分岐は間違わないと思いますが、木曽駒ヶ岳への巻道は、一般ルート上で手前と頂上に近いほうの2つあります。手前側は頂上木曽小屋のかなり下にでますので、木曽駒ヶ岳頂上まではけっこうな登りがあるので失敗しないように!頂上に近いほうの巻道は頂上木曽小屋の入り口前にでます、頂上までにほんの少し上りがありますが大したことはありません。

いずれにせよ、木曽駒ヶ岳に一度は行ってる方や、混んでるからそのルートはちょっとと思っている方は巻道おすすめですよ^^

木曽駒ヶ岳~中岳~乗越浄土~八丁坂~千畳敷駅

下山としては、お好きなルートで!時間帯によっては一般ルートも空いてる場合もありますし、当然巻道もありですよ~。ただ絶対的に混雑するのは八丁坂です。以前に比べれば木の階段が増えて登山はしやすくなった印象があります、今もありますが昔は針金の石留めばかりだったような気が・・・人が多くて自分のペースでは多分下山できないので気長に下りましょう。あとは、千畳敷駅からロープウェイに乗ってバスを乗り継いで帰るだけなのですが。。。

注意ポイント

・ロープウェイに待ち時間があるかどうか?(待ち時間がある場合は整理券を貰う)
・ロープウェィを降りたら一目散にバス乗り場へ並ぶ(駅を出てトイレ前の場所)

混んでる日はバスまで待つはめになりますので注意が必要。これで日帰り登山コンプリートです、過去の経験則と注意点ポイントを書きましたので参考にしてくださいね!

メモ

宝剣山荘のソフトクリームはかなりイケてます(ミルク感のある、シャーベットに近いソフトクリーム)

総評(まとめ・感想)

木曽駒ヶ岳・千畳敷カールはいった事のある方、無い方、テント泊登山の初デビューどなたでも楽しめる場所だと思います。安近短でアルプスの感じを体感できます。おすすめですので是非参考までに。ただルートはちゃんと選んでくださいね^^ネックはちょっと交通費等がかかるかなってところが玉にキズです(笑

木曽駒ヶ岳アクセス・駐車場・バス・ロープウエイ情報

木曽駒ヶ岳へ行くにはマイカー規制があり、この菅の台バスセンターより上には行けません(正確には上流側や周辺にも別駐車場がありますが色々意味で大変になります)ですので、このバスセンターからはバスとロープウェイに乗って千畳敷カールを目指しますが、ここからが色々ありますので絶対参考にしてください!

菅の台バスセンター駐車場

中央道駒ヶ根ICを降りたら突き当り右折、10分で菅の台バスセンター駐車場到着です(簡単で早ッ)が、駒ヶ根ICを降りてから菅の台バスセンターまでコンビニはありませんので、翌日の朝食やお昼ご飯は事前に準備したほうがいいですよ。

駐車料金:一回600円 参考URLはコチラ

菅の台バスセンターの駐車場がいっぱいになると別の駐車場に誘導されます、利便性ではこの菅の台バスセンター駐車場が一番ですので、どうしても皆さん早めの到着をして前日車中泊が多いです。因みに我が家のパターンですと金曜の夜21時頃出発して菅の台バスセンターに着くのが23時30分~24時の間くらいです。この時点で空いてる時で駐車場の半分弱くらい埋まっています、混んでいる時は2/3は埋まっているいる感じです。朝の7時だとやばいかも!菅の台バスセンター駐車場以外の駐車場になると嫌でもバス乗り場から遠くなっていきます。

ポイント

なるべく早く駐車場に到着し車中泊がお勧め!

バス

さあここから長蛇の列へ並んでいきます。季節によってバス・ロープウエイチケット購入の窓口の時間は違いますが、概ね開始の1時間前からは並びます。無事チケットが買えたら、今度はバス待ちの違う長蛇の列に並び直します。Oh~No~って感じが続きます。

 

バス:大人 1640円 子供 820円 (往復)
参考URLはコチラ

ポイント

混雑時は臨時便を出しますので乗れることは乗れます。補助席も使って全員座れますのでご安心を!

駒ヶ岳ロープウエイ

さあバスの終着のロープウエイに到着です。そうです、ここも長蛇の列に並びますが、バス同様混雑時は臨時便を出すので、通常間隔よりも短く増発するので順番まで待ちましょう。乗り込めば日本で一番高所にある千畳敷駅に到着です。

ロープウェイ:大人 2260円 子供 1130円 (往復)
参考URLはコチラ

ポイント

皆さん写真を撮りたいので窓側めがけてダッシュします(笑 前後の窓側より左右の窓側がお勧めかな!

まとめ(バス・ロープウエイ情報)

駐車場~バス・ロープウエィチケット購入~菅の台バスセンター(バス)~しらび平駅(ロープウェイ)~千畳敷駅(千畳敷カール)への道は長い冒険の始まりまですので関門を頭に入れてRPGよろしくです(笑

第一関門 チケット購入の為、長蛇の列
第二関門 バス乗車の為、長蛇の列
第三関門 ロープウェイ乗車の為、長蛇の列

はい、そうです。ここは登山客以外にも有数の観光スポットですので非常に混みます。年間でのピークは紅葉シーズンですが、年がら年中混んでいる気がします(笑
しかも第一関門のチケット購入は大体、朝の4時半位から並んでます、そのままその購入者が次々とバス乗車の為に並んでいきます。季節によって一番バスの時刻が変わりますが、大体1時間前には並んでいますね過去の経験則では。ですので、この時間帯は登山客ばかりですが知っている方は知っていると思いますが登山は朝が早いです(笑

メモ

裏ワザとしてはタクシーを使う手があります(しらび平に着いたらロープウエィのチケットを買う必要はあります)「。菅の台バスセンターに地元のタクシーが止まっている場合もありますが、事前に予約を入れ朝の何時に出発したいと言って予約しておけば、長蛇の列を回避しつつロープウエイ乗り場まで行くことができます。しかも並んでいる人を誘って割り勘で乗り込むとバス代より安いです!(実際、我が家も紅葉シーズンにタクシーの予約をして、バスセンターで近くにいたご夫婦と4人でロープウェイ乗り場に行きロープウエイ始発まで時間待ちしますが、前から3番目くらいでロープウェイに乗れました)

ご褒美として、モルゲンロートが見れます^^(モルゲンロート:朝日で山肌が黄金色に輝きます)

注意ポイント

帰りの注意は上記の通り、千畳敷カールは観光地の為、帰りのロープウェイが混雑して待ち時間が発生することは、しょっちゅうです!経験した待ち時間は2時間でしたが、3時間の時もあるそうですので、帰り時間はある意味+1時間くらいは考慮しておいたほうがいいです。逆にお昼位までにロープウェイにて下山するのであれば、多分待ち時間なしにいけると思います。

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-山行記

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