山行記

2019年雲竜渓谷の氷瀑はどうでしょうか?

2018年2月の回顧録です。2019年の参考にしてください。2019年の氷瀑はどうですかね?2月の一番寒い時期だけだからタイミングが合えば、また見に行きたいところですね!登山というよりはハイキングかな^^

目次

雲竜渓谷データ

場所:栃木県日光市の女峰山の中腹にある渓谷(日光東照宮の東を流れる稲荷川の源流部)
標高:938m
標高差:
行動距離:往復10km~12km
行動時間:往復6時間(林道ゲートより)
山小屋:なし
アクセス:詳細は下記にて
駐車場:詳細は下記にて

メモ

一般的には「日本三名瀑」と言われる
・栃木県日光の「華厳の滝」
・和歌山県熊野の「那智の滝」
・茨城県奥久慈の「袋田の滝」
が有名ですが、厳冬期ともなると各地域にて様々な滝が凍る「氷瀑」に変わり観光客・登山者を魅了します。場所によってはライトアップやイベント等も行われていますよね。

氷瀑で有名なのは一部ですが以下の
・茨城県奥久慈の「袋田の滝」
・北海道上川町の「層雲峡」
・愛知県の「稲武」
・兵庫県神戸市の「有馬四十八滝(七曲滝・百間滝)」
・北海道白老郡白老町の「カジカ沢」
・福島県裏磐梯の「イエローフォール」
etc

雲竜渓谷登山ルート

雲竜渓谷までは一般的に「堰堤ハイキングコース」「工事用道路」の2つになります。ヤマケイ等でも破線になっていて登山道としては、たぶん掲載されていないので地図読みとトレースで進みました。

「堰堤ハイキングコース」

「堰堤ハイキングコース」は行ってないのですが、渓谷の先で会った方がわかりずらいと言ってました。ハイキングコースではありますが、砂防ダムを渡ったりしながら進んでいくルートです。

「工事用道路」

「工事用道路」は今回のコースですが、舗装道路をつづら折りに上っていきます。迷う箇所はないのですが、分岐がありますので選択によっては渡渉することになるかもです。コース的にはこちらの方が簡単で迷いもないのでお勧め。※渡渉:川を渡る

山行記録

嫁の念願の雲竜爆に行きました。日光東照宮の脇の峠道(林道)がやばい!凍結しているうえに1~2箇所程、急坂状態でのヘアピンがあります。我が家の車はFFのスタッドレスだけど、ちょっとビビった!

さて、実際の登山ルートですが我が家はつづら折りの工事用道路でひとまづ向かいます。変わり映えの無い道を進んでいき渓谷入口を目指します。途中で川沿いと林道の分かれ道がありますが、川沿いをチョイス。ここでアイゼン装着と休憩をしました。ちなみに林道のほうも渓谷入口までたどり着きますが多少つづら折りが続きそうでした。

同門岩からのこの川沿いの道は多少渡渉や岩場雪ミックス等のルートですのでアイゼンひっかけは要注意。山の斜面には途中ロープで登るような場所出もてきます、根っこが結構あって気を使います。あっ、ちなみに軽アイゼンでも大丈夫ですが、場所によっては最低10本爪以上のほうがいいところもあります。やっと登山しているかなってイメージの場所です。

そんなこんなで、渓谷入口に到着です。ここは広くなっているのでランチタイムや休憩場所、ザックをデポしていく人と、まるで「ルイーダの酒場」って感じ(笑)

この場所に来ればもう目の前に氷瀑は見えていますが、初心者にとってはビビるかもしれない急な階段を一旦おります。10本爪以上なら問題なく降りれます、手すりがあるので軽アイゼンでも問題はないと思います。

※気になった事
この階段、積雪でステップがあったりなかったりするのですが、ここを尻セードで降りる人を見たときは考えちゃいました。ちなみに階段を降り切ると少し狭めなところなのですが、勢い余って石にぶつかったらどうするんだろうと…ちょっと(怒)

ここからはトレースを頼りに渡渉を数回して、写真で良く見る氷柱のところに至ります。もうここからは嫁の長~い写真タイムの始まりです。

注意

氷柱の近くや後ろに入るときは気をつけてね~。工事用のヘルメットでもいいのでかぶったほうが無難。今回の時は大きな氷柱が2~3本折れてましたし、氷が時折落ちてきます。(実際に工事用ヘルメットしてる人がいた、おじちゃんだけど)

雲竜瀑はこの氷柱の反対側上部に位置します。この氷柱の前で折り返す人もいますが、10本爪以上の方はここから氷柱の対岸にある高巻道を登ります。雪の付き方にもよりますが、初心者はちょっと難しいかもしれません。15分も巻道を登って下ると核心部の「雲竜瀑」に到着。雲竜爆直下の広場に降りるには、カリカリのアイスバーンを降りるのでアイゼンは必須!

注意

雲竜瀑の直下への下りですが、かなりの凍結をしています。この時は10本爪を履いた初心者の方が、その凍結箇所が怖くて氷瀑前に下りませんでした。あまりトレースを外して下るのはお勧めしませんが、12本爪でしたら問題なく下れます。ちなみに巻道も幅50センチ位の登山道ですので滑落しないように!


雲竜瀑をじっくり堪能したら下山ですが、堰堤ハイキングコースは道迷いも多いとのことだったので来た道を戻る事にしました。

あっ忘れてました!氷柱には、そりゃあカッコいいアイスクライマーが沢山いますので是非みてみてください。

下山時に、ちょっと驚きの状況に陥りました。なんと、来た道がどこを通っても違う道に感じるのです、もしかしてルートロスかと思うくらいに!そのはずです、朝あった雪が殆ど無くなっていたんです!ですので、アイゼンを外すタイミングが判らず、もう大丈夫だろうと外し矢先に日陰で雪の解けないエリアに突入し滑りまくりでした。午後、気温があがると雪の消えている場所も多いので玉砂利の上をアイゼンで歩く場所も増えていました。捻挫にご注意!

総評(まとめ・感想)

軽アイゼンでも行けて氷瀑がみれるスノーハイキングですが、ちょっと難易度の上がるポイントもありますので注意してください。また渡渉を何度かしますので、川の真ん中に下りるときや、対岸にジャンプしたりするときは最新の注意をしてください、単なる氷の塊に見えるけど下は川ってことも!氷のかけら等が落ちてくる可能性は0ではないのでヘルメットも装着で!登山ルートは道迷いの事を書いている方もいるので、技量に併せて選びましょう。(たぶん簡単なのは工事車両(つづら折り)のルートだと思います。

ウエアや装備に関して

登山をされているかたなら、ほぼ雪山仕様で良いと思います。雲竜瀑の場所は渓谷の最深部で日陰の部分も多いので、防寒対策は必須です(時折強風あり)。アイゼン等はスキルにもよりますが、軽アイゼンでも大丈夫だとは思いますが、雲竜瀑への高巻道はちょっと無理かもです。あと、スノーシューでハイクしている人もいますが多分歩きずらいと思います。

アクセス・駐車場詳細

雲竜渓谷の登山口に行くには幾つかの方法があります。
①電車+タクシー:東武日光駅よりタクシーで登山口へ
②車:東北道・日光道経由日光ICで一般道にて登山口へ

注意

日光東照宮裏手の峠道はかなりの凍結ならびに圧雪・積雪道路です。①のタクシー利用でも登山口まで行ってくれない場合もあるようです。②のマイカーでの通行はスタッドレス+4WDがベスト、FF車の場合はスタッドレス必須、念のためチェーン携行。


注意

タクシーの場合は別ですがマイカーの場合、到着時刻にも気をつけてください。我が家は7時ごろに付きましたが氷瀑のピーク終わりという事もあって登山口ゲートから10メートル位下の路肩を確保できました。ハイシーズンは7時到着でも峠道下の滝尾神社に止めないと無理な時があるようです。※林道ゲート前の駐車は5~6台位


注意

皆さん峠道の脇へこれでもかというくらいに路駐します。(Uターンは登山口ゲート前でしかほぼできません)登山口ゲートまで徒歩で50分前後かかりますが、峠道の序盤に「滝尾神社」という神社の駐車場がありますので、そこが安心して止められると思います。

ぽちっと応援お願いいたします。

-山行記

© 2024 Out Door Base