山行記

権現岳天女山コースピストン(YouTube動画有り)

権現からの編笠

長梅雨により約40日間の無山行が続き、またしてもコロナによる世間の外出に関する微妙な雰囲気!
どうすりゃいいの??と、モンモンとしていてもしょうがりません、感染対策をしっかりした上で登山決行!

今回の記事は端折ってるので、暇つぶしにYouTubeでご覧ください。

目次

権現岳

八ヶ岳連峰の南部に位置していて、山梨県側からと長野県側からいずれかより入山できます。権現岳へ登頂するには幾通りかのルートがあり、縦走途中の通過点での場合もあります。

もちろん日帰り登山も泊りでの登山も可能なので、アレンジ豊かな山でもありますね♪しかも眺望が良く、編笠山・ギボシ・赤岳等を一望にかえすことができます。今回は「天女山登山口」からの情報が主体となります。

権現岳データ

所在:長野県諏訪町富士見町/山梨県北杜市
標高:2.715m
標高差:1.266m(観音平:巻き道)1.284m(天女山)
時間(片道): 5.2km/4h45分 (観音平)5.2km/4h45分(天女山)※休憩除く
CT(往復):8h00m(観音平:巻き道)8h05m(天女山)
山小屋:青年小屋/権現小屋/キレット小屋
駐車場:観音平/手前奥側50台程 天女山/車20台程

天女山駐車場

観音平駐車場

観音平ルート

観音平駐車場よりスタートする場合は、編笠山を経由するか青年小屋直の巻き道ルートを選択し、西ギボシ・東ギボシを経由して権現岳へ向かうルートになります。少数派としては観音平より三ツ頭へ向かう、小泉口コースを登り権現岳を目指す方もいます。(小泉口コースは観音平から青年小屋経由で権現岳へ登頂し周回ルートして利用する方も多いです)個人的には、2/3は樹林帯の為メンタルの持たないコースです。またメジャールートで駐車場キャパもあるので登山者が多いのが特徴です。

天女山ルート

今回、山爺が選択した天女山コース(別名:大泉口コース)です。ここをピストンします。観音平ルートとの違いは眺望の良さです。序盤の樹林帯以降は気持ちい稜線歩きが特徴です。また駐車場のキャパもある登山者は少なめで、樹林帯は観音平とは違い光の差し込みが明るいです。

天女山登山口・駐車場

20台ほどしか停められませんが、舗装されたきれいな駐車場です。登山口と反対側(天女山展望台側)に水洗トイレがあります。(2020年8月2日早朝5時40分到着で空き台数3~4台でした)

山行記

今回の山行でのポイントのみ列記していきます。

天女山駐車場

駐車台数が20台程ですので、早めの到着でないと駐車は難しいかもです。ですがトイレは完備されていて、舗装の駐車場ですので非常に良い駐車場。

登山口~天ノ河原

登山口は駐車場の案内図横の階段からスタート。第一ポイントの「天ノ河原」を目指します、と言っても15分程で到着!

天ノ河原 ~海抜1800M石碑

 
次に目指すのは「海抜1800M石碑」です。ここまではまったりとした緩やかな上りと平地なので問題は何もありません。

海抜1800M石碑 ~前三ツ頭

 「海抜1800M石碑 」を超えてからが本格的な上りのスタート!久しぶりの登山だとかなり急登に感じるかもです。登山道は整備されていますが、笹がかなり張り出している部分もあるので、防御力の弱い服装(半ズボン・半袖・生足系)は気を付けたほうが良いです。「前三ツ頭」直下は急登ですので、稜線歩きが待ってると思って頑張りどころです!

前三ツ頭~三ツ頭

 
この区間は本来なら(晴れてれば)気後の良い稜線歩きと、三ツ頭までの上りだけになります。三ツ頭までは割とすぐなので、頑張りましょう♪

三ツ頭~権現岳

この区間も稜線歩きと、権現岳への上りのみの区間です。青年小屋や編笠山が見えたり、ギボシも見え始めます。がしかし、権現岳への上りはまぁまぁきついかも!それから、なんて事はありませんが岩場と鎖場が出てきます、鎖は使わずでも登れますが、心配な方は使ったほうが良いですよ。

権現岳山頂

   
登山道なりに進むと「権現岳の標識(柱?)」に到着します。が、実際の権現岳の山頂はその標識(柱)から一旦戻り山頂側(岩場)を少し登ると、よく写真で見る劔(現在は立てかけてあるだけです)のある、岩場の頂点が山頂になります。

下山及び注意点

権現岳山頂までのルートでのいくつかの注意点はあります、ルートロスはほぼ無いと思いますが、不覚にも一か所山爺は間違えました。

まず、気を付けるべき点は以下の通り。

  • 笹が張り出しているので登山道が見えない
  • アザミがところでころで生えているので刺さる
  • ザレ場・ガレ場・砂礫が多くスリップ注意
  • 濡れた石はスゲー滑る

権現岳は上りは体力勝負ですが、肝は「下り」が一番重要です!

上記にも書きましたが、下り時で一番気を付ける項目は「ザレ場・ガレ場・砂礫が多くスリップ注意」です!

今回の下山時は本当にトラップのごとく、滑りまくりました!たぶん今までの山行の中で転んだ率No1の下山でした!!
疲れているのと同時に筋力も悲鳴をあげている中での、ほぼスリップ地獄の登山道はかなり危ないです。

山爺のスリップ転倒2回、嫁のスリップ転倒3回、体がずれるスリップは数知れずでした。たぶん体幹がないとすぐ転んでしまう登山道ですので、舐めてかかると大けがに繋がります!

それから、登山道たるもの多少のアップダウンはありますが、この天女山コースでのアップダウンはアップもダウンもそれぞれ長い(笑)

まとめ

40日ぶりの登山を舐めていた結果といえば結果なのですが、中々歯ごたえのある山行でした。実は過去記事にもあるように「権現岳」は一度途中で断念しているので、リベンジできてよかったです。

ただ初心者の方に、この山は「お勧めだからどうぞ行ってくださいね」とは中々言いずらい部分があります、文中にも書きましたが体力の有無によってもかなりハードな山行になってしまいますし、登山道の状況への対応力が必須ですので慣れていないと思わぬケガにもつながってしまいます。

このコースは休憩無でピストン8時間です、休憩を含めると9時間余裕をみて10時間はほしいところです。ですので初心者には結構つらい山行になると思うので、そのつもりで挑んでください。

個人的には、観音平からのコースよりも眺望が良いので好きですし、樹林帯も思いのほか暗くはありません、強いて言えばギボシを通れないのがチョット残念!スタートが6時半くらいだったのでいけませんでしたが、早い時間からスタートできればギボシも行けると思います。

中々、大手を振って県外移動は肩身の狭い思いをするかもしれませんが、参考にしてください。

ではでは。

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-山行記

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