山行記

初心者でも行ける「乾徳山」、鎖場の攻略は!(2019年11月2日)

久々の登山日和となった先日の3連休!皆さん各山岳エリアに出没したかと思います。

ですが、山爺は先週の塔ノ岳歩荷トレーニングの後遺症として「筋肉痛」が少々残っており身体が「ダル重」・・・。

でも登山日和でもったいないので、日帰りで割と近場の「乾徳山」へ4年ぶりに登ってきました♪この日は天気予報も良いのでかなりの混雑を予想していたのですが、思いのほか空いておりました。

4年ぶりの乾徳山の鎖場や登山道の状況、初心者がステップアップとして登る山を解説していきます。

乾徳山データ

場所:奥秩父(山梨市・塩山の堺)
標高:2,031m
標高差:1,200m
行動距離:11km
行動時間:7~8時間
山小屋:高原ヒュッテ(避難小屋)
アクセス:マイカー:中央道勝沼ICより国道411号線~県道209号線で乾徳公園前駐車場
バス:JR塩山駅より山梨交通バス/JR山梨市駅より山梨市営バス共に「乾徳山登山口バス停」下車
駐車場:車でのアクセスは何も問題ありませんが、ネックは駐車場の少なさです。ですが4年ぶりで状況は変わっていましたので、乾徳公園の前以外にも臨時駐車場があり、その駐車場も含めてページ最下部に載せておきます。

乾徳山コース

乾徳山は鎖の付いた岩場があるため、初心者がステップアップするにはちょうど良い山だと思います。ただし標高差1,200mありますので、体力は少々必要ですよ!乾徳山の主だったコースは駐車場から以下の3通り。大平高原からのコースだけは全く別の入口で乾徳山までのショトーカットコースですので、道迷いや駐車場の関係も含めてお勧めはしません。

ヤマレコで詳細が確認できます↓
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2093213.html

道満山・国師ヶ原コース

駐車場またはバス停から国師ヶ原へは直接向かわずに道満山のピークを踏んでいくコースです。過去に一度通っているのですが、確かよく整備された林道を国師ヶ原まで進む道です。(初心者には歩きやすい道)

四辻・国師ヶ原コース

一般的に多くの方が上るルートです。特段険しいところもありませんが、やや急登感を抱くルートですね。また国師ヶ原にでるまではずっと樹林帯なのでメンタルの弱い方はきつく感じるかもです。(今回の山時事の上り時のルートです)

国師ヶ原・水のタルコース

初心者はできる限り行かないほうが良いルートです。トラバースと急登の樹林帯で台風の影響か登山道なのか、沢筋なのかわからない状態ですので、道迷いもしやすい感じです。(今回の下山ルートに通っています)

大平高原・月見岩コース

これは乾徳山へのショートカットコースになります。ただし、駐車場の問題(現在はわかりませんが、過去には大平高原に駐車場があったと思います)等もあるので、ショートカットコースで楽ですが公共交通機関はなかったような気がするので、こちらもあまりお勧めはできないコースですね。

※1,200m標高差も含めて乾徳山なので、頑張って駐車場(バス停)から四辻・国師ヶ原コースを選んでみてください。

山行記

さぁ4年振りとなった乾徳山ですが、あの頃よりステップアップ(体力・岩場)はできているんでしょうか?台風後の登山コースの状況はSNS等で確認はしていましたが、結論から先に言うと「四辻・国師ヶ原」から月見岩を通るノーマルコースは問題ありませんでした。しかし下山の「水のタル」から高原ヒュッテまでのルートは案外荒れていましたのでご報告しておきます。

駐車場~四辻・国師ヶ原

まずは駐車場を出発です。

橋を渡ったら左へ川沿いの舗装道路(林道)を登山口まで進みます。

神社を横目にまだ先へ進みます。

ようやくここが乾徳山の登山口です!

登山口からのの序盤は樹林帯ですので、たんたんと歩きます。

何となく開けてきた感がでると、もう少しで「四辻・国師ヶ原」の分岐になります。山頂を見て右は大平高原方面、左は水のタル方面、正面が月見岩へ向かうルートになります。

水のタル方面に高原ヒュッテがあるのでここでトイレ休憩ができます。駐車場を出発してから帰るまでにトイレはこの高原ヒュッテしかありませんので、必ずしておいたほうが良いです。

四辻・国師ヶ原~月見岩

四辻の分岐から次は月見岩を目指しますSNSでもよくみる岩です!四辻・国師ヶ原から山道が少々変わってきます、落ち葉やススキの穂が目立つようになってきます。

ススキの壁の中を通ていると、突然目前に現れるのが「月見岩」です。皆さんこの岩に上って写真を撮りますね。岩に向かって左側か後側から簡単に登れるのでみなさんもぜひどうぞ!

月見岩~乾徳山山頂

さぁ月見岩を出発します。乾徳山の本番で面白いところはここからの区間になります。そうです、鎖場や岩場のミックスルートになります。最後の山頂直下のラスボス鳳岩までの間は樹林帯の中に、岩場・鎖場が点在していますので飽きずに楽しめると思います。

まずは手始めは、こんな感じで鎖を使わないアスレチック的な岩場からはじまりますよ。

場所によっては、こんなチムニー的なところも♪

そして鎖場も出始めます、鎖は使わなくても登れます。三点支持の練習を兼ねているなら鎖は使わずに登ってみましょう。

この岩は「髭剃岩」上るのではなく、この隙間を通って最深部まで行くと断崖絶壁の端まで行けて景色が見れます!ちなみにザックは降ろさないと通れません。

初心者にとっては、ちょっと怖い場所も通過していきます。ここは崖の先端まで行きぐるりと180度反転したほうへ進む箇所です。この先端は高度感があるので、一瞬恐怖感を覚えるかもです。4年前はここが一番怖く感じました。

ここは「カミナリ岩」です。見た目ほど難しいことはありません。鎖なりに直登しようとすると壁のように見えますが、しっかりルーファイをして壁を斜めずたいに登ると階段上のルートが見えてくるので簡単です♪

ここは「胎内」と呼ばれている場所です。

そしていよいよラスボスの「鳳岩」です。初級や初心者は大概鎖を使ってそのまま真っすぐに登ってしまう方が大半です。正解というか楽な上り方もいくつかあります。

①鎖を使いつつ中断までいき、右へトラバースして鎖右側のチムニー的な場所を登る。(これがメジャー)
②最初から鎖を使わずに頑張る(中断から右にトラバースは一緒)
③取り付き場所から左へ上り壁の中盤から右へトラバースしてチムニー部分から上る(あまりやってる人はいないが一番楽かも)

ちなみに、ここは上がれないなって思ったら山頂へは迂回路があるので安心してくださいね。梯子を使って山頂に普通に行けます。

そして山頂到着~!鳳岩を登りきるとそこが山頂ですが、割と狭いので休憩場所としては混んでいる時は難儀しますので、迂回路から下りて鳳岩手前の崖沿いで皆さん休むことがおおいですよ。(アイキャッチ画像のあたり周辺です)

乾徳山山頂~水のタル分岐

山爺も初めて通るルートですが、このルートは初心者にはお勧めはしません。下りでの岩場・梯子(三脚だけど)・鎖場等があり、案外はっきりとしないルートに見えるので難しく感じる場所だと思います。(乾徳山山頂からはいくらもないのですが)

鎖場からの三脚で作った簡易梯子です(笑)

こんな風に後ろ向きでクライムダウンする場所もありです。

水のタル分岐に到着。右へ向かうと「黒金山」へ左の下り方面が国師ヶ原・四辻方面へ行けます。

水のタル分岐~四辻・国師ヶ原

このルートはピンクテープと地図やGPSアプリは持っていないと不安になると思います。あわせて一枚岩の下り・ガレ場、急峻な下りと苔付き岩となにかと危険要素満載のコースです。しかも台風の雨の影響だとは思いますが、登山道なのか沢筋なのかわからかったりで、初心者にとっては不明瞭な登山道になります。

ここも沢の後なのか登山道なのか?

ピンクテープを頼りに!

ここは鎖もついている下りなのですが、この写真に見えている岩が結構滑るので注意!うっすらと苔もついてるし危険度高しです!

急峻な下りを続けていくとその後は、樹林帯のトラバースをしつつ高度を下げていきます。すると下の写真の高原ヒュッテに到着です。

その後の下山は上りと一緒なので割愛しますね。この後は駐車場に戻って日帰り温泉へ向かいます(詳細は記事の下部で)。

高原ヒュッテ(避難小屋)情報

高原ヒュッテとなっていますが避難小屋になります。どうでしょう、詰めれば大人10人何とかいけるかなっていう広さです。結構きれいですし、トイレも確か3個ほどあり「バイオトイレ」になりますよ。

まとめ

4年振りの乾徳山でしたが楽しめました。先週の塔ノ岳歩荷トレーニングの筋肉痛のリハビリにちょうど良かったみたいです♪
4年前は岩場や鎖場にドキドキしていたのが懐かしく感じ、最後の鳳岩は「あれっ!こんなに小さかったっけ?」となりました。あれから色々な岩場を経験しているせいか、何の恐怖感も出ず鎖も使わずに登れるようになってました(笑)。

初心者が乾徳山で岩場と鎖場の練習みたいな事を言っていたので4年前に初訪してから、今回思ったのは本当に初心者が始めて岩場と鎖場を経験するには本当にいいところだと思います。

三点確保(支持)の基礎練習には本当に良いと思います、今回は鳳岩を鎖無しでルーファイして上ってみましたができました。4年前は鎖の両手掴みのパワー系で登っていたのが恥ずかしいくらいでした。

駐車場情報

交通機関(電車・バス)ではアクセスが面倒に感じますが、マイカーでのアクセスは至って簡単です。がしかし乾徳山登山口周りの駐車場はそこまでのキャパはありません(正確には「だった」)。といっても北アルプスのような登山者数はいないので、臨時駐車場も含めて早朝であれば停められると思います。

≪乾徳公園前駐車場≫
・乾徳公園前の橋に隣接したメイン駐車場
・駐車台数:20台前後
・朝6:00で満車

≪スポーツ広場臨時駐車場≫
・上記メイン駐車場より下ったスポーツ広場の駐車場
・駐車台数:40~50台前後かな
・結構空いてます

≪登山口林道駐車場≫
・登山口を目指し林道の一般車侵入最終地点の駐車場
・駐車台数:7~8台前後
・道が悪いですが、朝6:00で4~7台程

花かげの湯

乾徳山駐車場から車で10分ちょっとで到着できる日帰り温泉施設です。地方によくある官民施設なのでお値段も安くてよろしいです♪

住所:山梨県山梨市牧丘町窪平453-1
電話番号:0553-35-4126
営業時間:4月~10月:午前10時~午後9時 11月~3月:午前10時~午後8時30分
(入館受付:閉館の1時間前、入浴時間:閉館15分前)
定休日:毎週月曜日(祝日の場合はその翌日)

料金
●1日フリーパス券:開館から閉館まで
市内:一般(高校生以上)730円、小・中学生300円
市外:一般(高校生以上)1030円、小・中学生510円
●3時間券:入館から3時間以内
市内:一般(高校生以上)300円、小・中学生200円
市外:一般(高校生以上)510円、小・中学生300円

花かげの湯HP

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