山爺は今までの日帰り登山はミレーのサースフェー30を使っていましたが、サースフェーがちょっと飽きたことと雪山に行った際に背面がメッシュのため雪が入るので新しいザックを探してました。値段に糸目をつけなければ雪山用ザックは各種メーカーよりあるのですが、無雪期にも使えてカッチョ良いザックは何かないかとネットでぐりぐり調べてました(笑)。
そこで見つけたのが「ブラックダイヤモンド スピード30(Black Diamond Speed30)」です。
実際に使ったことも含めてレビューしてみますね。
目次
Black Diamond Speed30外観・スペック
細身で一切余計ななモノがついていないシンプル・イズ・ザ・ベスト!シュッとしたデザインが良いですね~。背面はウレタンの一枚仕立てになってます、夏は暑いと思う、多分!内部には軽量なフレームが入っています、ペラペラなわ割りには背負い心地は個人的にはgood^^
(写真が下手でゴメンナサイ)
スペックは以下の通り
・フィット感に優れるサーモフォームバックパネル
・トップローディングアクセス
・トップポケット(雨蓋)/ヒップベルト(ウエストベルト)/フレーム/フォームシートなどを外し軽量化が可能
・クイックシンチクロージャー
・タックアウェイ・ロープストラップ
・リムーバブル・クランポンストラップ
・マイクロアイスツールピックポケット
・ハイドレーションシステム対応
・容量:S/M=28リットル、M/L=30リットル
・重量:S/M=1.14kg、M/L=1.16kg
・サイズ:S/M、M/L
・生地:210デニール リップストップナイロン
・420デニール ナイロン補強
※引用Black Diamond HPより
山爺が買ったのはS/M=28リットルなので、実際の容量は2リットルほど少ないけど、正直日帰りでは十分すぎる感じです。実際、先日の北横岳登山の時はまだまだ入るって感じ、何ならサースフェーより入るんじゃないかと思うくらいでした。
最近のザックって昔と違って、S/MとかM/Lとかで2サイズ展開していること多いですよね。これってメーカーが在庫残したくないから2サイズ展開にしてるの見え見えですよね!なので、背面長でしっかりフィットさせたいと思っても、欲しいがゆえにサイズを妥協しなきゃいけない、または買うのを断念するって事態に陥るんだよなぁ~~残念!
各部詳細
各部の紹介します。良いところもあれば悪いところもあります。個人的主観ではあるけどハッキリ書きますね^^
サイドストラップ
サイドストラップは「ワカン」「ポール」をつける想定で購入しているので、通常のザックだとサイドの下部に水筒やペットボトルを入れるポケットがありますが、speed30にはありません。ですが山爺は雪山の時は水分補給にステンレスマグを使うのでいりません、ザックの中に入れておきます。また、無雪期の場合はハイドレーションなので大丈夫。
ピッケルホルダー
通常ザックには無い部分ですね。ピッケルホルダーが無いザックの場合ザック下部に付いてるループを利用しますが、やっぱりピッケルホルダーがあったほうが簡単で便利^^。あとspeed30にはザック上部にポール及びピッケルを止められるベルクロがついてるのでシャフトの部分を固定できます。
案外ポールホルダー(ザック上部)ってメーカーによって違うんですよね。ドローコードでキュッと絞めるタイプだったり。山爺的にはこのベルクロタイプが簡単で好き^^
アイゼンホルダー
今までのザックはこの部分はドローコードで換装しなきゃ付けられなかったり、サイドストラップに付けるかだけど、speed30は面面にストラップをつけられ生地も補強してあります。アイゼンを直ぐに脱着ができるのは、寒い雪山ではこの上ない便利さ^^あっ、写真の黄色いストラップは付属品ですよ。
実際、北横岳でこのアイゼンホルダーからの脱着したけど、時間短縮でき寒い思いもしないで済みました。
絞め込みトップコード
最近のザックには多いシステムですね。山爺は初めてだったけど超便利♪絞り込みは黒いドローコードを引き、ザックOPENの時はブルーのループを引けば一瞬で開きます。トップの下ににもう1重締め込みがあります、これも一緒のシステムですね。
絞め込み赤ストラップ
これは山爺的にはマイナスポイントなんだけど、ザックの縦方向にある締め込みの赤ストラップの留め具の位置が、2重目の締め込みコードの元に有り若干はめずらい。多分、バックルのオス・メス側のストラップの長さが調節できるタイプが多いと思うけど、このザックは片方のみの調節しかできないので、やり易くもあり、やりずらくもありです、慣れか?
慣れるようにしま~す^^
本体内部背中側
内部の背中側は、上から「ハイドレーション用の引っ掛けるループ」次に「フレーム入れのポケットふた」次に「ハイドレーションポケット」です。ハイドレーションポケットはハイドレーションを安定させるために横にゴムストラップが縫い付けてあります。
中身の構成は特に他のザックと,そん色はないですね。
ウエストベルト
ご存知かとは思いますが、speed30はクライミングザックなのでウエストベルトは非常に通常のザックよりも薄くできています。場合によっては取り外して使用する場合もあり。左右共にカラビナやクライミングギア装着のループが付いてます。
ショルダーベルト・チェストベルト
ショルダーベルトは肉抜きのしてあるタイプで薄いので好みが分かれるかも?チェストベルトは可動式でエマージェンシーの笛がバックルに付いてます。
背負った感じとしては特に違和感もなく、気になっていたサイズ感(背面長)ゆへのショルダーベルトと背中の浮きは、荷物を入れて背負った時にぴったりフィットで解消しました。
トップポケット(雨蓋)
トップポケットは面と内側にポケットが2つ、取り外しも可能です。ですがマイナスポイントあります。これは分かっていて買ったのですが、実はこのspeed30のトップポケット(雨蓋)は重いモノを入れた場合ザックの正面側にずり下がります(笑)。荷物をめいいっぱい詰めて背高にしないとかなり不格好になります。背面側の長さ調節ストラップをいじっても荷物をたっぷり入れた場合でないと、多分調節は効かない。使用には問題ないけどね。
このマイナスポイントも分かって買ってるし、それを持ってもカッチョイイので許します^^
まとめ
久々に買ったザックですが、ちょっと玄人ぽくってお気に入り。マイナスポイントはあるけど、実際の登山時での不便さは感じなかったのでOK^^
多分、背面のウレタンは夏は完全に暑いと思うので対策は考えてあります♪軽量・シンプル、今のところ全く問題なし!
一般的にはクライミング系のザックなので好みが分れるし、万人受けはしないかもしれないけど必要最低限の機能はもちろんあります。雪山用として購入はしたけど、無雪期の日帰りも問題なく使えると思う。恰好から入るバブル世代(山爺的)には、ドンピシャのカッコよさでした。
もし購入検討している方がいたら参考にしてみてください。