ギア・その他

登山でテント泊のすすめ!

最初は嫌々嫁の登山に付き合わされていた山爺ですが最近は結構好んで行ってます。でも登山に付き合って良かった点があります、それは「テント泊」です。背負う荷物は多くなりますが、それには変えられないくらい、地上では絶対に見れない景色や天然記念物(ライチョウ)と出会ったりと様々な体験ができることです。

元からキャンプや釣りをしていたので、アウトドア的な事やテントに泊まる事には何の抵抗もありませんでしたが、縦走とかして次のテント泊予定地までやっとの思いををしてたどり着き、見知らぬ人と会話したりすると、なんていうか苦労の上での共有っていうか何とも言えない連帯感や一体感が心地いいです♪あと「ワイルドだろぉ~!」的なところも良いんですよね~♪

あっ、決して小屋泊を否定しているのではないので御間違いないように(笑)山小屋の良いところもそのうちに。

ちょっと前置きが長くなりましたけど「登山テント泊のすすめ」と題して、良いところ悪いところ魅力をご紹介しますね!

目次

テント泊での山行

泊りでいく登山の場合には2つしかありません「小屋泊」か「テント泊」です。我が家がなぜ「テント泊」が殆どかと言うと、それは山爺も嫁もギュウギュウに詰め込まれて寝る小屋泊にひじょう~に抵抗があるからです。ディスってるわけではないので!
実は山爺はイビキ嫁は歯ぎしり←ウソ(笑)、嫁は他人とくっついて寝るのがダメ(女性は多い)が理由で小屋泊は殆どしません。
燕岳の小屋泊の時は個室を取りました、ですが毎回小屋泊ですとコスト掛かりまんねん(笑)っていうのは冗談ですが、どうしてもキツキツで寝るのが無理なんです~。で「テント泊」へスイッチした次第です。

テント泊とは衣食住全て持参

テント泊って良いな~って思っている人もいるかとは思うけど、案外大変なんだなって部分も正直に書いていきますね。
まず「テント泊」は衣食住の全てを自分で背負って、自分で歩いてこなくちゃならない。小屋泊ならこの衣食住はいらないんです!テント泊の衣食住の重量換算しまね。

・テント一式 約2.0kg
・寝袋 約800g
・マット1 約410g
・マット2 約600g
・食糧 約1.5kg(1泊の場合で3食分)
・火器類 約400g(バーナー1+ガス1缶)
・食器類 約500g
・水 約1.5kg(1.5L)

てな具合で、総重量は7.7kgになります。

水は日帰りだとしても持ちますが、この重量を小屋泊の人よりも多く持たなくてはいけないんです!ってか久しく細かい計算していなかったので、こんなに重い物を持ってたんだと驚愕!これに衣服やエマジェンシー類・ポール等が加わり、当然ザックそのものの重量もプラスされます。余計なものも色々入ってるんですけどね(笑)テント場で歩くためのサンダルなんかも登山靴のままで良いのかもしれないけど、それじゃあ、くつろげないのよね~♪あと山爺の場合、安眠の為にマット2枚持って行ってるのもオカシイけど(笑)

小屋泊は小屋に着いてしまえば、食事・布団があるので相当の荷物の軽量化は出来ます、これがテント泊との決定的な違いですね。

山爺
小屋泊で隣のオジサンと20センチしか離れていないのはなぁ~イビキが無理!

あなたもオジサンだし、イビキ、ハンパないよ~!

山爺
すみません(泣)

テント泊は体力勝負

テント泊はまず小屋泊と違って上記の荷物重量をプラスして馬鹿でかいザックを背負って歩くんです。そりゃ~体力勝負になるでしょ!歩くスピードは遅くなるし、エネルギー(行動食)の補給もたくさんしないとシャリバテになるんです。

多分だけど、だんだん年齢が上になってくると、テント泊ってキツくなってくるんですよね、小屋泊の登山者って本当に御爺ちゃん御婆ちゃんって多い!それが悪いってことじゃなくて、登山自体のし易さを考えたら小屋泊になるんだろうね。

山爺は行けるところまでテント泊で行ってみます。たぶんテント泊で行ける山が限られてくるか、普通の人が1泊なのを2泊かけて行くかもしれないけど・・・(笑)

山行生命(テント泊)の延命のため、筋力アップと心肺機能向上のジョギングは続けようと心に誓いました(笑)

そして、こう言いたい

山爺
『我が山行に、一辺の悔いなし!』(ラオウ的な)

テント泊は自由

テント泊の良い部分なんだけど、とにかく自由なんだよね~

テント場に着いてテント設営して、入口をフルオープンにして景色を見ながらゴロっとなって♪好きな時にその場でコーヒー飲んで、お菓子食べて、昼寝して好きな時にご飯食べて~♪ぶっちゃけ、いつまでも寝ててOK(笑)

小屋泊の場合はこうは行かないんです!食事の時間は決められてるし、消灯も決まってるし、当然隣人には気を使いますよね。

テント泊も暗黙の消灯時間21時はあるけど、テント内は電気付いてても関係ないし!小声なら話も出来るしね^^いつトイレに行こうがお構いなし、小屋泊の場合は物音立てずに、起こさないように「そろ~り!そろ~り!」てな具合で非常に気を使うよね~あと、レジ袋のシャリシャリ音も気を使う!

何度も言うけど、ディスってないので・・・気を使うってことが言いたいだけです!

テント泊はワイルド

これは個人的感性にもよるんですが少々の汚い部分とかはへっちゃらになります、例えば

・ウンチでもおしっこでも手を洗えない場合あり!その手でご飯食べちゃいます(笑)
・ご飯を食べた食器はティッシュで拭いて次の食事の時また使います
・2泊3日だろがお風呂には入れません(一部山小屋にはお風呂有)
・汗臭いです&おやじ臭全開!
・鼻水垂らすのはしょっちゅうです(山爺だけ?)
・落ちた食材も平気で食べます(食材が限られてるので)
・寒さに強くなります(笑)

まぁ言い尽くせないほどあるけど、ほとんど地上(下界)で当たり前な事が出来ない状況は多々ありです。清潔か不潔かと言えば完全に「不潔」です(笑)。

でもですね、そんな事も良い体験や思い出になっちゃうんですよね~^^テント泊だからこそ起きる事も多々ありで面白いんです♪

テント泊で見れる景色

小屋泊でも早く外にでれば可能な事もあるんだけど、テント泊の場合はジッパー開けたら1秒ですごい景色なんです♪

ご来光

言わずもがなですね。ご来光は登山時に泊りであれば誰でも見れます。登山をしない方は、初日の出で見ることがあるのかな?なので山爺は案外ご来光は見てますね。ちなみに初日の出とご来光は意味が違います。ご来光は高山とかで見る日の出の事で元日でもご来光です。逆に初日の出は元日限定ですね。

マジックアワー

写真を撮る方なら知っていると思いますが、すっごい幻想的な色に空が染まります。日没前や日没後に出現する時間帯ですね、山爺は写真が詳しくないので判りませんが、空が何とも言えない濃いブルーや真っ赤な空や金色に輝いてたりと、素人ながらにもスッゲーきれいと思っちゃいます^^

モルゲンロート

朝日が山肌を照らし始めた数分だけ山肌が赤・オレンジ・金色と移り変わっていく光景ですね。山爺が最初に見たのは千畳敷カールのモルゲンロート、紅葉の時期にほぼ一番乗りでロープウエイを降りたところで見ました。なんか周りが全て金色の世界みたいになってましよ♪

アーベントロート

これはモルゲンロートの反対で夕日が山肌を照らして色が変わる光景ですね。

満天の星空

天の川って最近見ましたか?山爺は山の中で見てます。都会にいると夜見える星って少ないなぁ~って思うんですよね。数年前に立山(雷鳥沢キャンプ場)に行くときに、長野側からだと扇沢っていう駅からスタートするんだけど、車中泊している駐車場からみた星空はヤバかったです!「こんなに星ってあるの?」と言うくらい満天の星空を体験しました。都会じゃ絶対に見れないと思う!

テント泊のメリット・デメリット

テント泊は良いよとは言ってもメリットもデメリットもあるんです。もちろん個人の捉え方で様々ですので、山爺的なところで述べますね。

メリット

・時間に縛られない
・広々と寝れる(嫁が居るので厳密には違う)
・気を使わない
・景色はリアルタイムで見放題
・好きな物が食べられる
・オナラし放題(笑)

山小屋に比べて断然の自由度と気楽さがたまらない。人に迷惑が掛からないことなら大抵はOK!

デメリット

・天候次第では危険(強雨・強風)
・虫との闘い
・斜めに寝る事もある(設営場所)
・テントがいっぱいでテント設営できない
・設営と撤収の時間がいる
・背負う重量が多い

一番の問題は、条件の良い場所にテントが張れるかという事と、天気に左右されてしまう点ですね。山爺はまだ経験ありませんが、強風によるテントの倒壊や大雨によるテント内浸水とか、場合によっては命にかかわるような事も無いとは言い切れません。
この部分は知識と経験がものを言いますし、最悪は小屋泊へのチェンジも頭に入れてのテント泊になります。

登山には色々なスタイルがあるのでテント泊一つ取っても様々なスタイルがあるのも事実です。上記にあげたメリット・デメリットも各々感じ方が違うと思います。

言えることは、まずテント泊を経験してみるっていう事です(笑)

まとめ

結構正直に書いたので、これからテント泊をしようと思っている人にはちょっとヘビーな内容でしたか?でも、これだけは言っておきます!

山爺
「登山するなら一回くらいはテント泊しとけ!」

非日常を味わうなら絶対テント泊を薦めちゃいます(笑)。不便なのはチョットと言われたら身も蓋もありませんが・・・不自由さや体力が必要だったり、ちょっとリスクがあったりとネガティブな要素もありますが、それを超えるくらいの楽しさや自然との一体感が味わえますよ!鹿の声や沢の音が聞こえる場合もあるけど、樹林帯なんかのテント場だと漆黒の闇と無音の世界が体験できます。(生活音は一切ないので)

ちょっとオカルト的になっちゃうけど(笑)。

山爺
「自然を感じて」(フォースも感じて)

おふざけが過ぎましたが、テント泊にはテント泊の良いところが、小屋泊には小屋泊の良いところがあるので、最終的には個人の好みと体力の有無によって決めればいいことです。誰にも「こうしなきゃいけないとか」「ああしなきゃいけない」ってことは言われないので!登山は自己責任の元で楽しむのが基本だし、もちろん人には迷惑はかけてはいけない、リスクを知ったうえで個人の自由に登れば良いいんです。

だから、テント泊の知識も必要だし、小屋泊のルールだって知っておかなきゃならない。今の時代は情報なんて直ぐに手に入るし、事前に予習していくらでも頭の中の経験を上げることはできます。あとはそれを実践するだけなのです!

山爺も失敗もして、その経験から今の登山スタイルが出来上がっている。持ち物・山行時間・軽量化・体力増強と色々なキーワードの知識が頭に入ってるし実践してます。

ちょっと本題からそれたけど、テント泊って細かいこと言うと色々な知識が必要だったりするので、登山をする上では案外重要なスキルアップの為の登山スタイルだとは思います。

もしこれからテント泊をしてみたいと思う人は、テント泊装備をゆっくりでもいいから揃えて、一度テント泊登山を経験してみてください。いろんな事が感じられると思うので。あっ、そうそうテント泊装備は最初から購入しなくてもレンタルできるので、それでお試しのテント泊登山できますからね♪

参考

アウトドアギアレンタル
そらのしたHP
http://www.soranoshita.net/

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