山行記

2019年GW・立山三山登山雪山(残雪)雷鳥沢キャンプ場ベースにて(3日目)

雷鳥沢キャンプ場をベースにして3日目の朝です、本日も朝は快晴でしたが時間を追うごとに天気は下り坂の予報です。さすがに本日は山爺・嫁も体調は万全です。午後の天気の崩れかたによってコース変更を視野に入れ、別山から雄山への周回コースを目指します。

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2日目の記録はこちら↓
2019年GW・立山三山登山雪山(残雪)雷鳥沢キャンプ場ベースにて(2日目)

前日の天気予報では本日から晴れとの期待で目覚めた2日目の始まりまです。テントの外は予報通りのすんばらしい快晴♪ 予定では調子が良ければ別山~富士の折立~大汝山~雄山への縦走予定です。 1日目の記録はこ ...

雷鳥沢キャンプ場~別山乗越(劔御前小屋)~別山

雷鳥沢キャンプ場から別山への最短ルートは無雪期・積雪期では微妙に違いがあります。無雪期の場合は雷鳥坂をまっすぐに劔御前小屋を目指して登ります。ですが積雪期は雪崩回避のため一旦、新室堂乗越(大日岳方面)へ迂回し、稜線上を歩き劔御前小屋を目指します。

三山周回ルート(別山起点)

登山開始取付までは無雪期・積雪期同様に一旦キャンプ場から別山側のふもとに下ります(無雪期は川を渡ります)。

・無雪期:キャンプ場~雷鳥坂~別山乗越(劔御前小屋)~別山
・積雪期:キャンプ場~新室堂乗越方面~別山乗越(劔御前小屋)~別山

直登部分が殆どですので、体力勝負ってとこですね!ただ雄山に直接行くよりは時間的に早く稜線上の周回コースへ入れます(宗教学的には未来から過去へ行ってしまうのでどうなんでしょう?)。

雷鳥沢キャンプ場~別山乗越(劔御前小屋)

別山への核心部分というか、一番大変ななのがこの区間なので劔御前小屋に到着したら別山は直ぐです!

まず序盤の直登部分では危険個所はありませんが、ポールでもピッケルでもどちらでもOKですが、滑落の心配や不安がある場合はピッケル推奨です(ちなみに山爺は最初からピッケル)。

基本、直登が続きます(笑)。

全般に言える事はお天気次第で雪質がかなり変わりますので、足さばきやアイゼン歩行はそれなりに注意をしてください。

室堂乗越方面に出るまでは幾つかトラバース気味の歩行もありますので、滑落と正確な歩行を心がけてください。

室堂乗越に上がると稜線歩きになりますが、劔御前小屋までは細尾根になっているので最新の注意をして歩行してください。キャンプ場側への滑落はまだましですが、劔山側に落ちたらヤバいです!

細尾根を過ぎると勝手に呼んでますが『天空の公衆便所』の裏手に到着します。ここまでくれば劔御前小屋は目の前なので安心してOKです。

劔御前小屋に到着すると、初めて『剱岳』が見えます♪これがここまでのルートのご褒美になります、さすがの圧巻の山ですな!

天気次第ですが、ここで服装チェックとトイレ休憩はしておいたほうが良いです。この後はずっと吹きさらしの稜線上ですので、ハイクアップ時とは違い体感気温が下がるのと風が強くなります。

別山乗越(劔御前小屋)~別山

劔御前小屋から別山へは、ほぼ夏道と同じになります。劔御前小屋の裏から稜線上へ出ます。ここから砂利道も出てくるのでアイゼンの引っ掛けは注意ですね。

幾つかのアップダウンを繰り返して別山の南峰を目指します。

劔御前小屋から別山の山頂までの区間で1ヶ所、初心者にはちょっと躊躇する細尾根があります、しかも下りなのでちょっと恐怖を覚えるかもです。ですが基本に忠実に下ってください、ピッケルを刺しバランスと支点確保の上しっかりアイゼンを効かせれば大丈夫です。これは突然の強風によるバランスの崩れも防止できるので必須のピッケルワークです。

細尾根も通るので、風とスリップには注意です。雪質は稜線上ですので状態は割と良かったですが、気温が一気に低くなるので写真の通りアウターを着こんでいます。

そうこうしている内に『別山南峰』に到着です。ここからも『剱岳』は良く見えます♪ここから更に別山北峰に行けるのですが、縦走(立山三山周回)の場合はスルーすることが多いですかね。

ここでまたもや嫁のビビりによる発言あり。

なんか風が強くて怖い!

山爺
えっ?

そうです、先ほど注意してくださいねと伝えた下りの細尾根でビビりまくっていたようなんです。緊急会議の上だした結論は・・・

『立山三山周回撤退!』

別山ピストン

まぁ、山に飲まれたら終わりですし、北西からの風と雲はどんよりしてきていて、予報通りお天気は悪くなりそうです(この決断が後に正解だった事をしります)。最初から天気の下り方次第では、大走りへのエスケープ等も視野に入れていたので、撤退しピストン下山へ変更しました。

そのおかげか、雷鳥沢にきて初の『雷鳥』独占ショータイムに遭遇します(^^)。天気が悪い方が雷鳥との遭遇の確率は良いと言われていますが、正直出る時はいつでも出ます(笑)。写真に収められるかは別の話です。実際、劔御前小屋に到着するまでのルート上で、羽ばたく雷鳥を何度も見ています。

そんなこんなで、細尾根で嫁に下りのピッケル―ワークの特訓です(笑)。怖いだけではいつまでもステップアップできないので、星一徹と星飛雄馬ばりの特訓を、誰もいない細尾根で開始(笑)。どうも皆、別山か雄山のピークハントだけに変更しているようですね、誰とも会いませんでした。

そんな感じで急遽、別山ピークハントだけで下山をしました。テント場に着くと見る見るうちに別山から雄山にかけてというよりは、三山の中腹までが全てガスに覆われて、ほぼホワイトアウトの状態になってしまい、暗くなってからも状況は変わらずでした。判断は正しかったようです。

テント場に戻ると、撤収組が増えていました。どうも夜半からの天気と翌朝の天気が雨に変わったとの事で、前倒しで撤収下山を決めた方々チラホラでした。何度かお話をしたご夫婦も、急遽下山を決められ去っていきました。

そのころ嫁は・・・

やきそばUFO、うめぇ~♪

ここぞとばかりに雷鳥沢キャンプテント泊を満喫(笑)。明日の朝の雨の撤収を考えると憂鬱ですが~!

天気予報通り、夜半からフライシートをたたく音が最初は鈍い音だったので雨だと思いますが、途中から感高い音に代わっていたので、恐らく小さな粒の雪だったと思います。つもりそうな感じは無かったので、そのまま爆睡(笑)。

まとめ

本当は立山三山の周回をしたかったのですが、あえなく撤退。お天気には勝てません!

自己判断によりますが、何度か顔を合わせたご夫婦が別山で我が家を抜き去り、三山周回へ向かいました。その後テント場で夕刻近くにお会いしたのでホットしたのですが、ご主人曰く『ホワイトアウトでヤバかった!何とかトレースづたいにおりてこれたけど、トレースが無かったらどうなってたか・・・』と言っていたのが印象的でした、ご無事で何よりでした。

そう、山の天気はいつ崩れてもおかしくありません!天気予報のチェック・GPSの活用等は必須ですし、前もって天気の下りが判っている場合は最初から計画変更も視野に入れないといけませんね!あと、実際の行動中も空を見て雲の動きも見ておくといいかもしれません(最近、雨雲レーダーも活用してます)。

ちょっとの冒険は必要ですが、死んでしまったり遭難してしまっては元もこうもありません。我が家は、無理をしない登山なので、撤退の意思決定は早いです(笑)。

ちょっと心残りではありましたが、山はいつでもそこにあるのでまたの機会にチャレンジしてみたいと思います。

ではでは(最終日に続きます)

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