登山を始めてから早8年~9年が経とうしていますが、ようやく時代の波に乗るべくZ型のポール(ストック)を購入!
いわゆるポキポキと分割できて、ザックの中に容易にしまえるポール(ストック)ですね♪
それにしても良く9年近くも今までのポール(ストック)が持ったものです(笑)。逆に言えばそれだけ頑丈で対応年数があるって事ですね!使用していたのはブラックダイヤモンドの普通のI字型ロック式で材質はアルミです。傷だらけで若干の歪みありです。
数年前から気になっていた材質はカーボンでZ型にポキポキと分割できるポール(ストック)は各メーカーから出ていましたが、どうしても上記のブラックダイヤモンドが全然壊れないので使用していました。一点不満と言えば、20L前後アタックザックを使いピークハント等をする際に、アタックザックへのポール(ストック)の取り付けが非常に難儀なものが多く、結果として「アタックザック沼」に突入していました(現在は解決)。
ですが、もしZ型にポキポキと折れてザック内に収納できたら、買いたいザックが増えるのになぁ~と心の中では常に思っておりました(笑)。
自粛以降初の山道具屋へ赴いたところ、何と突然目に飛び込んできたのがタイトルにもあるグリップウェル(GRIPWELL)のラピッド・カーボン(RAPID CARBON)!結構な値引きです(^^)
どうやら、新製品が出るとの事で旧製品の在庫処分・・・!
これは「買うしかないでしょう」(笑)
そんなわけで、ポール(ストック)のメーカーとしては割とメジャーでは無いこのグリップウェル(GRIPWELL)のラピッド・カーボン(RAPID CARBON)をご紹介です♪
目次
ポール(ストック)のブランド
登山用のポール(ストック)と言えば、そこまで数はないのでたいがいは以下のブランドがメジャーですかね。
・LEKI(レキ)
・Black Diamond(ブラックダイヤモンド)
・Helinox(ヘリノックス)
・SINANO(シナノ)
・mont-bell(モンベル)
たぶん、登山中に見かけるポール(ストック)は上記のどれかと言っても過言ではないかも!コスパが良いもの高級で最新テクノロジーが詰まっているもの、ちょっと高いよね~的なもの色々ありますが、たぶんこれからご紹介するブランドは知っている人のほうが少ないと思います。
GRIPWELL(グリップウェル)
有限会社ヤマプランニング
RIPWELL(グリップウェル)は、有限会社ヤマプランニングが企画・製造するアウトドア用品のブランド名です。海・山それぞれの自然に恵まれた神奈川・湘南の地に発祥しました。
長年にわたりアウトドア業界に携わってきた経験を活かし2001年に誕生したGRIPWELL。日本人の体格・使い勝手に合わせたより良い製品を追求してまいります。
日本のメーカーと言えば、SINANO(シナノ)かmont-bell(モンベル)が頭に浮かびますが、GRIPWELL(グリップウェル)もれっきとした日本メーカー!!
2001年に誕生、日本人の体格・使い勝手に合わせたより良い製品を作っているメーカー!
日本生まれなのでアフターフォロー的な部分では期待したいところです(まだ壊れていないのでこの辺は検証できず)
GRIPWELL(グリップウェル)のラインナップ
グリップウェルさんからは4つの種類でポール(ストック)が販売されています。カーボン材質でI字型/T字型/折り畳み型と好みに合わせてチョイスできます。
・カーボンスーパーライト(CARBON SUPER LITE)I字型
・ジェム・カーボン(GEM CARBON)I型
・カーボンショートライト(CARBON SHORT LITE)T時型
・ラピッド・カーボン(RAPID CARBON)I字型
今回山爺が購入したラピッド・カーボン(RAPID CARBON)は新製品が出るとの事で旧製品がお安くなって在庫処分品なんです。
新製品の変更点は
・グリップが全て発砲素材へ変更
・スライドロックの変更
・レバーロックの変更
・軽量化(1本:204g)
で今回の旧製品のラピッド・カーボン(RAPID CARBON)はというと。
・グリップ上部はコルク製
・スライドロックの位置
・重量(1本:232g)
というスペックの差がありますが、ぶっちゃけお値段は今回1万円以下で購入しているので、新製品でなくても全然OK♪折り畳み式のポール(ストック)が手に入るだけで満足(^^)28g新製品のほうが軽いですが許容範囲!
旧製品のラピッド・カーボン(RAPID CARBON)詳細スペックは以下の通り。
・長さ調整方式:レバーロック式
・シャフト材質:カーボン
・重量: 232(g) (1本あたり)
・使用長さ:100~120(cm)
・収納長さ:37(cm)
・長さ調整式ストラップ
・カラー: ブルー・レッド
・付属品: 先ゴム・ノーマルリング・キャリングケース・面ファスナーバンド
ラピッド・カーボン(RAPID CARBON)の細部
まだ使用していませんが、細部の紹介です。
【グリップ・ストラップ】
新製品はグリップトップまで発砲素材で出来ていますが、この商品は「コルク」になります。個人的にはコルクが好きです♪ストラップにはギミックは無く、引っ張れば縮むし伸ばすこともできます。
【レバーロック】
レバーロックも特段変わったことはありません。ただしこのラピッド・カーボン(RAPID CARBON)は全長が100~120まで可変が出来るので、可変する際のシャフトの上下動のし易さの為ロック機能は写真に出ているハンドルのようなの部分を回すことできつくも緩くもできます。
【スライドロック】
シャフト(カーボン部分)の繋ぎをロックする方法は良くある「スライド式」でボッチが出ているので、引っ張れば上記のレバーロックシャフトにひっかかり、折りたたむときはこのボッチを押し込めばポキポキってなります。(折り畳み収納の際は少しカーボンのシャフトを引っ張り気味でボッチを押すと簡単に押すことができます)
【折り畳み】
収納のための折り畳みはこんな感じになります。
【便利なところ】
通常折りたためないI字型のポール(ストック)の場合、山爺の場合はベルクロで2本束ねたりしするのですが、このラピッド・カーボン(RAPID CARBON)には最初から束ねる用のベルクロがついてます。これは便利♪
【収納ケース】
ポール(ストック)の収納ケースも付いてます。登山に行く際に収納ケースに入れるか入れないかは人それぞれですが、山爺はこのかた収納ケースでポール(ストック)を登山に持って行った事はないです。でもこれからザックの中に収納する場面が出てくるとなれば、泥や土で汚れないようにするには収納ケースがあったほうが良いですね、ラッキー♪
カーボン素材の懸念
一点だけ懸念があります。材質に詳しい方なら承知かもしれませんが、それは「カーボンの強度」についてです。
一般的にカーボンは軽くて強度があるという認識ですが、衝撃等による破断を一番懸念しています。
今までアルミ素材のポール(ストック)を使ってきて、岩へ当ててしまったりテント泊仕様のザック重量で下山時に一時的にポール(ストック)への最大荷重があった場合、カーボン素材の場合はどうなるのか?
アルミのポール(ストック)の場合は岩に当てても傷がつくだけ、下山時の荷重をかけた場合は特段変化は見れずですが、カーボン素材の場合に想像がつくのが岩にあたった場合に砕ける?下山時に荷重をかけた場合にしなりが起こり耐え切れなくなって破断する?
という懸念を現時点では思っています。もちろん衝撃の程度の問題もありますし、限界を超えるようなしなりをさせる予定もないですが。
これまでのカーボン素材のポール(ストック)を使用している方や、他メーカーの商品レビューで「破断・折れました」と少しばかりのレビューが出てきます。現時点においては強度・耐久性には懐疑的なので、今後の使用で検証していきたと思います。
ちなみに下記リンクは今回購入したラピッド・カーボン(RAPID CARBON)のレビュー記事です。高橋庄太郎さんだけにハッキリ物言いをしているので信頼は出来るかと思います。
ヤマケイ 高橋庄太郎の山MONO語り
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=301
まとめ
初めてのポール(ストック)選びの場合は、正直勧めませんが特に折り畳み式のポール(ストック)は実はI字型のスクリュー式のほうが断然軽いです(笑)。
どうしても折り畳み式は、ポール本体の中につなぐためのコード類やサイズ可変式の為のジョイント類のせいで、I字型のよくあるアルミ素材ポール(ストック)と重さは大差がなくなってしまいます。
登山の行動中のスタイルによっては、折り畳み式のほうがはるかに便利で使い勝手がいいはずです(今のところそう思っています)。
上記にも書いていますが、唯一の懸念は「強度」です!山道具屋の店員さん曰く、最近のカーボン素材は昔に比べると良くなっているとの事なので信じましょう(笑)。
他県移動が可能になったらテント泊も再開するつもりなので、その際に存分に使ってレビューできたらと思います。(自粛後は低山で歩荷トレばかりなので、ポール自体を使っていません)
ではでは。