登山を始めてからどんどん増える山道具(ギア)やウエア類!今までは押入れの中にBOXケース等を活用して収納していましたが、どのケースに何をしまったのか分からなくなる現象多発で、いっつも登山の準備をするときは「あれ、どこにしまった?」となることが毎回でした(笑)
元から収納や片付けは苦手でして、仮に収納BOXに入れていてもその収納BOXの中でウエアがごちゃ混ぜになって、結局収納BOXをひっくり返してお目当てにたどり着くなんてのは毎回!
そこで、雑誌GO OUTとかでも良く見る「壁掛け収納」が解決してくれるんではないかと考察。
久しぶりのDIYで壁掛け収納を制作してみました♪
結論を先に言うとコスパはあまり良くありませんが、登山ギアの収納は超らくちんになり、登山準備も超爆速でできるようになりました(^^)
なんてたって必要なギア類が目の前に見えてるんですから(笑)
なので、今回はDIYで「壁掛け収納」を制作したので、その紹介です♪
目次
必要材料
部屋の高さと覆いたい横幅で購入する材料のサイズが決まりますが、今回の壁掛け収納で購入した材料です。
ちなみにホームセンターで全て購入することができます。2×4・1×4はSPF材なので、のこぎりで簡単にカットできるのでホームセンターに頼まなくても大丈夫です(面倒な方は購入時に頼んでください:「くろがねや」では1カット50円)
■2×4:3枚(8ft/2438mm:部屋の高さで)
■1×4:9枚(8ft/2438mm:部屋の横幅で)
■棚材:2枚(奥行250mm:上記1×4サイズの半分)
■有効ボード:1枚(横幅が6ftをカット)
■ネジ類:50本(長さ/38mm~45mm位)
■ラブリコアジャスター:3個
■棚柱:2本
■ブラケット:4枚(棚受け幅250mm)
■ヤスリ:耐水ペーパー(600番か800番)
■フック類:お好みで
■ワトコオイル:色はお好みで(W-13ダークウォルナット)
■刷毛・ウエス等(できれば塗料落とし:ラッカシンナー等)
※インパクトドライバーやドリルドライバーが無いとちょっと厳しいです!山爺は安物ですがブラックアンドデッカーを使用しています。
どうしても下穴を開けてからでないと木ネジを入れたときにひび割れが起こる可能性があるので、できればドリルで下穴は開けてから木ネジを入れたほうが良いです。
それからホームセンターでカットをお願いしても良いのですが、せっかくの貴重な自粛要請ですので運動の意味も込めてご自分でカットしてみてはいかがですか?(笑)
制作手順
壁掛けの制作はたぶんそこまで難しいことはないのですが、チラシの裏にでも簡単でいいので完成予想図を書いてみて、部屋をどういうふうにしたかいを考えます。
おのずと購入する材料のサイズ感や購入枚数等が詳細に出てくるので、この図面作成が一番最初で一番大事ですね♪あとは図画工作なのでお子様のいる方は一緒に楽しんで作ってください。
図面作成
上記の通りここが一番肝心なので、部屋のサイズに合わせて図面を作ります。
ポイントとしては、専門性の高いホームセンターですと8ftとかそれ以上のサイズもあるのですが、ライトなホームセンターですと6ftまでしかない場合もあります。6ftですと1800mmちょっとですので部屋の高さがあると材料の長さには注意が必要です。
材料カット
図面ができて材料を購入したら自宅に帰ってきてカットします!もちろん図面で書いてる寸法通りにカットしてください。
SPF材は、そこまで固い木材ではないので普通ののこぎりで十分に切ることができます。また材料をカットしたらヤスリ掛けをしていきます。
理由としては次の手順のワトコオイルのノリにも影響しますが、カットした面や切り口が危ない(ささくれ)ですし、ギアやウエアを吊るした際に万が一引っ掛けてしまう可能性を排除します。
ヤスリを掛けた場所は
・切り口
・それぞれの角(面取り)
・表表面
サンダーとかがあれば楽なのでしょうが、我が家にはありません!自力でヤスリ掛けをします。そこまで気を遣わずにささくれが無くなる程度で十分ですのでほどほどでOK。
ワトコオイル塗布
次の行程は、色付けとワックス掛けです。この行程は好き嫌いもあるでしょうしお好みの色でOK。
有名どころの色付けWAXと言えば「WATCOワトコオイル」ですが、ほかには「BRIWAXブライワックス」もあります。「BRIWAXブライワックス」は使ったことがありませんが、色付けに関しては双方色々ありますので、お好みで良いかと思います。
ひとつ注意しとしてはSPF材に限らず木材に塗布する場合は、端材などで色の付き方やしみこみ具合を確認してください。また1度塗り2度塗り、乾燥後でも色の風合いが変わります。
もちろんSPF材の無垢の色で良いという方はそのままで!(無垢は白に近い)
今回は山爺はややダーク目な色合いの「WATCOワトコオイル W-13 ダークウォルナット」をチョイス。割と人気のある色ですので大抵どこのホームセンターにもあると思います。
※SPF材が白く染み込みやすいので1度塗しかしていません。
ワトコオイルは人によっては「匂いがくさい」や「べたつく」といった意見もありますが、基本的に山爺は嫌いな匂いではないですし「乾燥」に時間をかけたのでほとんど匂いはしません。またべたつきですが1~2ヶ月もすれば表面はサラサラになるので心配いりませんよ。(ワトコオイルの説明書通りに塗ったあとにウエス等でしっかりと油分を拭き取ってください)
壁掛け本体施工
さあいよいよ壁掛け本体の施工に入りますが、まず下準備として以下の工程を行います。
①ラブリコアジャスターを2×4に装着し柱を図面通り建てる
②1×4の4隅にドリルで穴を開けます
③柱にも②で開けた穴と同じ位置にドリルで穴を開けます
④棚柱を2×4に取り付け
ラブリコのアジャスターは添付の説明書通りに取り付ければ何の問題も無く柱が立ちます。
※水平器を持っている方は出来れば垂直出しはしておいたほうがいいかもです!
次に木ネジ用の下穴開けですが、ドリルの口径は基本木ネジよりも小さい口径を使います、今回は1.5mmのドリルで下穴を開けました。
②③は一度に穴を貫通させたほうが狂いが無いので、一人でもできる場合はそうしていただき、補助がいる場合はなおさら一気に貫通させて木ネジを打ち込んだほうが楽です。
あとは次から次へと1×4を付けていくだけです(^^)
軽い杉板っていう手もあるのですが、杉板は高いんです!なので重量が増しますが今回はSPF材の1×4を付けました。(ラブリコアジャスターでしっかり2×4の柱を立てれれば問題はありません)
全部の面を1×4で埋めても良かったのですが味気ないので、今回は棚柱を使って棚板を置きます。この利点は棚の高さ調節が自由自在なので、置くものに併せて変更可能になります。
フック等の施工
フックはお好みの物で良いですが、銀色の物より圧倒的に黒色の物がしっくりきますし、それっぽい出来栄えになるのでお勧めです。
フックの取り付けは、それぞれお手持ちのギアをどのように配置するかによって決まりますので、悩まれてください(笑)
ちなみに山爺の場合は、左半分をやや雪山登山系のギアにし、右半分をザックと身に着けるアイテムをぶら下げました!
※いくらでも変更は効くので、ある程度おおざっぱでもいいかもです。
壁掛け収納DIYのコスト
はっきり言うと安くはないです、もっと正直に言うと「高い」です(笑)
いかに材料を安く仕入れるかによりますが、案外と木材の量も使いますし、木ネジやらフックやらいろいろ揃えていくと意外に高くつくことに気が付きました(笑)
まぁ自己満足の世界なので気にするのは止めました♪
で実際に壁掛け収納DIYにかかった金額は以下の通りです、高いとみるか安いとみるかはあなた次第!!
■1×4 3本(8Ft)¥1,800-
■2×4 9本(8Ft)¥5,220-
■棚板 2枚(桐)¥1,800-
■有孔ボード(1,800mm)¥3,600-
■ラブリコ 3個 ¥3,000-
■棚柱 2本(60cm)¥1,200-
■ブラケット 4枚(25cm)¥1,720-
■ワトコオイル 1L ¥2,200-
■くぎ類 50本入 ¥400-
■フック類 10個 ¥2,000-
■ヤスリ 2枚 ¥200
ざっくりの金額ですが総額は・・・
¥23,120-
う~ん!これを高いとみるか安いとみるか・・・自己満なので良しとします(笑)
まとめ
2020年に入って週末に少しづつ制作してきた「壁掛け収納」ここにようやく完成!
一気に制作すれば、ワトコオイルの乾燥期間を考慮しなければ、1日で出来ます。
この「壁掛け収納」の一番の利点は、冒頭でも言いましたが登山の準備が飛躍的に楽になることです。あとは見た目がちょっとカッコイイ(笑)
嫁の友人がこの壁掛け収納を見たときに言った言葉が「お店みたい」との発言でした♪
見た目もさることながら、登山の準備と帰宅してからの収納が超ラクになるのでみなさんも一度考えてみてはいかがですか?
どこにも行けない今年のGWは、DIYで色々作ってみるのも楽しいですよ♪
ではでは