先日カトラリーの記事をアップしたばかりですが、そのカトラリー(箸・スプーン)収集の旅が終わりを迎えそうです(笑)。
先日注文してから2週間が過ぎたところで、中華製のチタン折り畳み(収納式)箸とスプーンが到着しましたので、そのレヴューとちょっとした改造も施したのでご紹介です。
登山に箸は必要か?カトラリーとクッカーあれこれ! 目次 2019年6月17日訂正 ギア好きの方にはわかってもらえますよね(笑)。山爺の登山ギアの中でもこだわりの強い一品になります(^^)/ 結構、登山での箸やスプーン・フォーク、クッカーや皿等こだわりがある ...
登山に箸は必要か?カトラリーとクッカーあれこれ!
カトラリーの折り畳み式の是非
『割りばしが最強』と言われてしまったらそれで終わりですが、カトラリーやクッカー等へのこだわりが多い方も多いのではないですか♪
山爺もたまに行くキャンプの際もどうしても、ギアにはこだわりたくなってしまう性分ですので、登山におけるカトラリーやクッカー類は使って初めてわかる物も多いですが、なにかとこだわりたくなってしまう。
今までの登山(テント泊)において、カトラリーへの必要要素は『軽さ』『収納性』『カッコよさ』『耐久性』でした。正直軽さはよっぽどでなければそこまでこだわってはいなかったのですが、『収納性』には不満はありました。そこで導き出した答えは『折り畳み式』になります。
ところがこの『収納性』においては、いまひとつ好みに合格するものがなかったんです。ですが、最近のカトラリーやクッカーの素材でチタン製がでてくるようになって、少しは箸やスプーンの商品ラインナップも増えたように思います。そこで購入したのが今回ご紹介するアイテムたちです(笑)。
チタンを選択することによって必要要素の『軽さ』『耐久性』『カッコよさ』、折り畳み式による『収納性』をクリアすることに成功しました。厳密にはちょっとした改造が必要でしたが、それは後述します。
長尺のままの場合
以前のカトラリーの記事でも書きましたが、通常の折り畳みのスプーンではアルファ米の袋の底へのアクセスがどうにも不便でしたので、以下のアイテムを使っていました。
この長尺スプーンの良いところは、アルファ米の袋のままご飯を作り、その袋の中にレトルトカレーを流し込んでそのまま食するという時に、手も汚れず食器に移すこともないので汚れ知らずで、最大の利点である袋の底まで容易にスプーンが届く事でした。
ですが、デメリットとまではいかないが長尺スプーンその物をパッキングする際に、少々邪魔になるときがあるのです。
折り畳み式の場合
折りたたみの良いところはやはり収納性に長けているところですね!
大体概ね8cm前後のサイズに折りたたまれるので、大外のクッカー内には納めることができると思います。ですがマイナスとしては個人的に折り畳みを解放した時の長さに問題があるのです!
いかんせんどのメーカーから出ているものはスプーンの柄が短く、アルファ米の底へアクセスするには当然アルファ米の袋へ手ごと突っ込まなくてはなりませんでした。ですので手が汚れるし、カレーが付いたりと不快な感じです。
多分、そういった兼ね合いなのかとあるメーカーからは柄がロングタイプのスプーンが2社(確認したメーカー)から出ていますが、2社とも強度(耐久性)の問題で購入はには至りませんでした。
M●R
折り畳みのジョイント部分が非常に弱く、強く押し使うと使用中に真ん中らポキっと折れます(嫁が使用済みで速攻で御蔵入りしたスプーンです)。短い方も同じです。正直、お勧めはしません!
UN●●●ME
こちらも現在スプーンの先がシリコンになっている商品がありますが、柄がロングタイプの物がでています。実際の使用はありませんが、登山用品店で試したところこちらも力を入れたらポキっといきました(笑)。
案外、アルファ米の袋を底からスプーンで混ぜ合わせる事ってあると思うんですが、その時は力っているんですよね、特に味付きのアルファ米の時はよーく下(底)から混ぜ合わせないと上が味が薄くて下(底)が濃くて不味くて食えない状態になるので。
チタン折り畳み式スプーン
で色々とネット検索していたところ、チタン製で折り畳みのスプーンを探しは始めたのですが、柄の長いタイプが無いんですね~これが!
探していたのは折り畳みを伸ばした時に20cm前後になる物!あるわけないんですよね、需要が無いんですから(笑)。
現在売られている物は、伸ばした状態で殆ど15cm前後です。ですがネットでくまなく探していると柄の長いものが本当に1個か2個出てきます。
そこで山爺気づきました!
・『折り畳みチタンスプーン』の構造は大体皆同じ
・『折り畳みチタンスプーンロング』はスポークタイプしか発見できない
この2点に気づいたので、思い切って柄の長い分と、チタンのスプーン本体をニコイチで合体させれば思い通りの『折り畳み式チタンスプーンロングタイプ』が出来るんではないかと(笑)。
スプーン形状
上記にも書きましたがスプーンの形状を少々記述します。一般的にスプーンの形状は以下の通り
・卵型の通常タイプ
・先がフラットのタイプ
個人的にはどちらでも良いのですが、クッカーから食べ物をこそげ取るという部分ではフラットタイプが便利です。
スポーク形状
最近流行のオールマイティに使えるスプーンですね。先がフォークのように別れているのでスプーンとフォークの性能を一緒にしたので『スポーク』です。確かに便利ではありますが、これ1本でご飯ものと汁物はいいとして、麺類はちょっとって感じなので・・・。

あと個人的このスポークがNGなのは、アルファ米の時に底から米をかき混ぜる時にフォーク部分で袋に穴が開かないか不安なので、この形状はNGなんです(笑)。
万が一アルファ米の袋に穴をあけてしまったら・・・貴重な食料とトラブルは禁物なのでリスク回避です(笑)。
↓は今流行の元祖スポークですね。
スプーンちょっと改造
そこで、解決策として以下の作戦をたてました。
①折り畳み式のチタンスプーンを1個買う
②折り畳み式で柄の長いスプーンかフォークを1個買う
③①製品と②製品の形状(折り畳みジョイント部分)が同じ物を見つける
④①製品のスプーンヘッド部分と②製品の柄を合体させる
この方程式で柄の長い折り畳み式チタンスプーンが完成出来るのです(笑)。コストがかかりますが、納得のいくものが出来ます♪
①の製品(商品購入時の画像で判断するしかありませんが、②の製品と形状が同じものを選びます)
②の製品(とにかく絵の長い物をみつけ①の製品とマッチするか画像で判断します)
①のスプーン部分と②の柄の部分を合体させた完成製品がこちら↓
ちょっと、ジョイントの柄の部分が飛び出ていますが概ねOKです(笑)。この作成製品で長さ19cmです♪もう少し長さが欲しいところでしたが、アルファ米の袋には手が付かず混ぜることができました!
これで長尺スプーンは解決しました(笑)。
悲報
なんと先日登山用品ショップでEsbitの折り畳みスプーンを見ていたところ、スプーンの先がフラットになっている商品は丸いタイプより柄が長く解放時に18cmもあることが判明!すでに中国からはるばるやってきた改造スプーンを作ったにも関わらず、即決でEsbitの折り畳みチタン式ロングスプーンを購入(笑)。
言い訳をさせてもらうと、Esbitの折り畳みスプーンにこのスポークタイプとフラットのタイプに2種類があるのは知っていましたが、どこにも長さ(解放時)が書いていなくて、候補から除外していたんです!
う~ん、多分このEsbitのスプーンは嫁に取られるのかなぁ~(笑)。
折り畳み(分割収納式)箸
これまた『割りばしで良くね』は無しです(笑)。以前から折り畳み(分割収納式)の箸に興味はずっとあったものの、購入には至っていませんでした。Vargoの箸(ステンレスとウッド)を見た時はかっちょえーと思ったのですが、いかんせんお値段が庶民的ではありません、SnowPeak(ステンレスとバンブー)・monbell(アルミとウッド)もしかりですね(monbellは安いが色が難有)
もちろん良いところは、収納性ですね♪軽さは当然割りばしにはかないません(笑)。ですがカッコよさはチタン箸です!
現時点では、材質は圧倒的にアルミと木の混合や、プラスティックのみとステンレスのほうが多いですが、チタン製品は幾つかしか出ていません。基本的な構造は中空のチタン部分とウッドの箸先をジョイントする形です。チタンをうたっている箸の構造は似てますね(一応フルチタンの分割式はありますが、目が飛び出るほど高いです)。
で購入したのがこの中華製のチタン分割収納式箸です。レビューでの評価イマイチではありますがお値段から言ってそこまで、クレームをつけるものでもないだろうと購入決意。
他商品でも中華製の商品は買った事があるのですが、中国から忘れたころに届きます、今回は2週間だったので早かったほうかもしれません。
チタン箸(分割収納式)詳細
実際に手にしてみると、そこまで軽くはありませんね(笑)。ウッド(縞黒檀のわけないか?)の部分がかなり肉厚で重量が嵩んでいそうです。かなり表面はざらついていますが、麺を食べるにはちょうどいいのかと納得済み!
しかも、日本人の感覚から行くと箸先はもう少し細くないと、場合によっては使いづらいかもしれません、山爺はそこまで気にはしていませんが。
構造はチタンが中空になっているので、その中に箸先(ウッド部分)を収納します。
連結は、中央部分にあるねじ込みにウッド部分をねじ式で連結します、収納の為の蓋(金属部分)は箸の上部にはめ込みます(金属部分はゴムパッキンです)。当たり前ですが似た形状だとSnowPeakのほうが圧倒的に作りはいいです。※この金属の蓋(ゴムパッキン)は失くしそうです(笑)。
正直、収納性の観点から言ったら何も文句のつけようがありませんし、箸としての機能は十二分にありますので登山への携行は問題ナッシングです。
今後、もしかすると箸先を少しとがらせるべく削るかもしれませんが、耐久性はまだ判りませんが十分使える代物だと思いますよ♪
折り畳み(収納式)箸あれこれ
メーカーを問わなければ、案外分割式の箸は沢山出ているのでお好みで選べると思います。嫁はウッド系が好きなので、次回はウッドの分割箸を購入してみたいと思います(笑)。材質はプラスティック・ステンレス・ウッドが一般的で値段もピンからキリまであるので、ご予算にあわせて購入できるんではないでしょうか?
使い勝手は、実際に使ってみないと何とも言えないところだとは思いますが、ひとつポイントとしては『麺系』が食べれるかですね。材質によっては滑って麺がつかめなかったりするので、箸先に溝の彫ってあるタイプがいいかもしれません。後は、箸先の太さとボディーそのものの太さも微妙に使い勝手には影響があるので、普段使っている箸と比べて選ぶと良いかもです(^^)。
まとめ
またカトラリーについて好き勝手に書きましたが、世のギア好きな方への参考になればと思います。
雪山テント泊をするようになって真剣に、軽量化計画を考え始めたこの頃ですが、ちょうど良かったのかと思います。テント泊時に鍋料理も多いのですが、最近のクッカーもチタンといえども短所である熱伝導性を広範囲へ広げたクッカーもでてきているので、お高いですが圧倒的に軽いので検討事項に入ってます(笑)。
これを機にパッキング時の収納性と、軽量化をあらゆる面で再考していきたいと思います。
さすがに、雪山テント泊装備の20kgオーバーは堪えるので(笑)。たった100gですが、されど100gです♪
皆さまも、大好きなギアの軽量化に取り組んでみてはいかがですか?
ではでは。