山行記

【動画有り】木曽駒ケ岳から宝剣岳と三ノ沢岳を満喫テント泊で2泊3日のゆる登山!(1日目)

千畳敷カール

今年の北アルプス界隈はテント泊ですら予約が必須なところも多く、どうしても予約が不必要なテント場は混雑が予想されるので、北アルプスでの登山計画はあきらめました(笑)

ですが悶々とするのも、精神衛生上良くないので、お気軽にテント泊できる中央アルプスの「木曽駒ケ岳・宝剣岳・三ノ沢岳」を満喫してきました。

2020年になってからGoProを登山に導入したので、動画メインでの思考(試行)で行ってきました♪

ですがあいにくの天気は1日目は霧、2日目は晴れなので全ての登山は2日目に焦点を合わせて、1日目はのんびりテント場で涼しい昼寝をぶっこく予定で決め打ち(笑)

目次

木曽駒ケ岳・宝剣岳・三ノ沢岳データ

もうご存じの方も多いとは思いますが、簡単に山岳データ載せておきます。

木曽駒ケ岳

手軽に行ける中央アルプスのインスタ映えの山
場所:長野県上松町・木曽町・宮田村の堺、木曽山脈(中央アルプス)最高峰
標高:2.956m
行動距離:往復3.6km
行動時間:3~4時間(八丁坂中岳経由)

宝剣岳

一般的にはロープウエイ下車後、八丁坂または極楽平経由で登頂するルートの2択。木曽駒ケ岳への途中で上るか、木曽駒ケ岳からの下山途中で立ち寄ることが多いが、鎖場と岩場の連続なので岩上りの基本技術は必須。
標高:2.931m

三ノ沢岳

ロープウエイ 下車後、宝剣岳を超えるか極楽平から宝剣岳を登らずに行くかの2択です。他の登山者が少ないが、木曽駒ケ岳・宝剣岳・御嶽山、遠くに北アルプスが見渡せる稜線歩きの絶景登山。
場所:木曽山脈(中央アルプス)の南西方面の稜線上
標高:2.847m
行動距離:往復5.0km/往復6.0km
行動時間:6時間~7時間(宝剣山荘より)/6時間~7時間(極楽平経由)

山小屋・山荘

山小屋・山荘を含め宿泊施設は豊富です。
ホテル千畳敷
宝剣山荘
天狗荘
駒ケ岳頂上山荘
テント場
頂上木曽小屋
玉乃窪山荘

アクセス・駐車場

アクセスは非常に良く、中央高速「駒ヶ根IC」を降りたら、10分で菅の台バスセンター駐車場に到着。電車の場合は駒ヶ根駅よりバスにてしらび平まで行けます。木曽駒ケ岳へはマイカー規制により、菅の台バスセンター駐車場から先は「バス・タクシー」のみが通行可となります。

菅の台バスセンター駐車場
300台/24時間/1日・800円/トイレ有(満車の場合は黒川平等へ案内されます)

YouTube用動画撮影

2020年の2月から動画撮影をしてVlogを始めましたが、これが思ったより大変!元来、写真は嫁に任せて、山爺はコンパクトカメラやスマホで適当に撮っていましたが、動画となるとフレームにどう映っているのかや、岩場でこういう風に撮りたいとか、思いは募るが一向に上手くいきません(笑)それから帰宅してからの編集作業が、まぁ大変!!
でも楽しいですけどね♪今回はガスガスの1日目ですけど、お時間のある方どうぞ見てみてください(^^)/

山行記

木曽駒ケ岳は無雪期・積雪期と何度も行ったこともあり基本的には整備された登山道ですが、これはって言うポイントを載せます。

変わらずの人気を誇る木曽駒ケ岳は、やっぱりアクセスの良さとロープウェイでお手軽に3000m級の山へ行けることですね♪(正確には2956mですが)

木曽駒ケ岳への登山で、まず最初の難関は菅の台からの「バス」です!

昔はチケット販売の1時間以上前から並んでバスの1便を目指しましたが、今期(コロナ禍)は、チケット販売は通常通りのバス始発の30分前くらいからスタートしましたが、バスの乗り場へのザックでの順番確保を皆さんしていない??

通常、菅の台でのパターンとしては

①「バス並びにザックで順番確保」
②「(空身)チケット売り場に並ぶ」
③「バス並びに並ぶ」
④「バスに搭乗」

だったのですが、駐車場のおっちゃん曰く「今年は客が少ないから、臨時便もあるしバスの順番確保のザック置きは少ないね、バスにすぐ乗れるから」との事でした。

ですが、実際はチケット購入後バスの1便に乗るときは、トイレの前まで並んでましたけどね(笑)でも2便で解消するほど位だったと思います。

ロープウェイはバスを降りたら、急ぐこともなく馬なりで並んで乗り込みます。今回は9分間隔での運用だったので、2便での乗車になりました。おそらく本来なら1便にぎゅうぎゅう詰めで乗るのですが、コロナ対策により乗車人数は少なくして、運用感覚を短くしているんですね、企業努力がうかがえます。

さあ、千畳敷に降りたら登山開始です。まだ6時台ですので観光客はほとんどいませんので、八丁坂の登山口まで遊歩道をのんびり歩きます。

まだ体が慣れていないので、ちょっときつく感じますね。実は標高が既に2.600mはあるので、急ぐとものすごく息切れがしますよ、これ注意ね!

そうとは思わずいつもの調子でハイペースで八丁坂を登ろうとすると、あっという間に息切れや、高山病の軽い症状が出ちゃいます(頭痛・体のだるさ・酸素不足等)。

起きたて、体の動かし始めでの八丁坂はゆっくり上り、呼吸もゆっくり深くすることをお勧めします!(八丁坂途中でグロッキー寸前の方をよく見ます)

※それから、まぁ結構いますが基本登山道から上(八丁坂)は、装備をちゃんとした登山者が行けるのであって、軽装・装備不足はケガや事故の元だと理解してくだいね。

乗越浄土にあがれば絶景の中、中岳・木曽駒ケ岳へ進みます。1日目は完全なガスガスワールドで何も見えませんでしたが(笑)

乗越浄土

視界が30m~50mというのも経験ですし、木曽駒ケ岳への登山道で道迷いはまず起こらないとは思いますので、この霧のガスガスワールドも楽しいもんです♪

乗越浄土から宝剣山荘を経由して、中岳へ向かうのですが宝剣山荘裏手から中岳への登山道はだだっぴろいエリアなので、なるべく中央を歩いたほうが安全かと思います、特に今回のような霧でガスガスワールドの場合は!

ご存じの方も多いと思いますが、木曽駒ケ岳へ行く場合は中岳山頂を踏むか、中岳の巻道を利用するかの2択になります。

【中岳山頂を踏む場合】
一般登山道で他の登山者も多いので安心だが、やや大き目な岩やザレ場、砂の浮いた岩を登り、同じく下りもある。スリップが一番怖い状況。

【中岳巻道を通る場合】
上り下りはほぼ無いトラバース道、だがちょっとした岩登りや岩下り、細いトラバース道(崖下は数百mは切れている)を通ります。他の登山者はほとんどいない。慣れている方以外は恐いと思う。

中岳を上記方法のいずれかで通過すると、そこには頂上山荘とテント場が広がります。テントを設営したら、普通は木曽駒ケ岳へ登りますが、体たらくの山爺は霧をいいことに昼寝をぶちかまします。

景色が見えない時は、こんな停滞も乙な物です♪

本来、テント場から木曽駒ケ岳へは30程で登れるので、日帰りの方以外はいつでも登れます。

頂上山荘テント場

ここで頂上山荘の情報です。なんか久しぶり過ぎて変わったことも多かったです。

・テント場 大人1泊 1名 ¥1.000
・トイレ ¥200(宿泊者はいらない)
・水場 山荘の壁から蛇口で給水(天水なので要煮沸推奨)

ちょっと驚きましたが、昔は山荘の前に大きなポリタンクがあってそこに雨水や沢の水を貯めていたと記憶しているのですが、現在は山荘の入口に向かって左側に壁から蛇口が出ていて、そのまま給水できました!?

それから、昔はトイレの一時利用は100円だったような~間違っていたらスミマセン。宿泊者やテント場利用者は料金に含まれているので必要ありません。

そんなこんなで、霧に一時の小雨でガスガスの中、テント内で昼からいびきをかきながら昼寝をして、腹が減ったら飯を食い、暇になったら散歩したり、登山者チェックしたりと、あっという間に夕方になり、一瞬の晴れ間(ガスが切れただけ)に夕景を拝んだりとしてるうちに、闇がやってきてご就寝!!

翌日の2日目は「宝剣岳・三ノ沢岳」のピストンです♪

2日目に続きます。

ではでは。

ぽちっと応援お願いいたします。

-山行記

© 2024 Out Door Base