剱岳アタックから一夜明け、嫁のテンションがMAX(笑)。あれだけ山に呑まれていた人が、既に名残惜しくなっているようでした。それだけ、危険もあれば魅力もある山なんだと思います♪
本日は最終日、立山駅へと帰路に着きますが、「登山あるある」を交えながら書きたいと思います。
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目次
初心者は剱岳に登れるのか?(剱岳登山:DAY1:2019年8月10日)
週末のの都合がなかなかつかず、本来なら岩場トレーニングとして木曽駒ケ岳(宝剣岳)へ行く予定だったのですが、それも行けずそのまま剱岳へ遠征登山になってしまいました。今回は剱岳へのアタックでこれまた色々と ...
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初心者は剱岳に登れるのか?(剱岳登山:DAY2:2019年8月11日)
くしくも剱岳アタックが「山の日」と重なりました。前日に剱澤キャンプ場に到着するまでに、下山者と会話した際に渋滞がすごいとのことだったので早めの出発を予定して臨みます。 が、しかし剱澤キャンプ場に到着し ...
剱澤キャンプ場でラジオ体操
2日目の夜は少々雨が降ったのと雷が鳴ってましたね~でも概ね今日も晴れそう。この後は撤収をして帰路に着かなくてはいけません。
目が覚めたのは5時!コーヒー飲んだり朝食とったりトイレ行ったり、少しずつ片づけを始めながらダラダラしていると、突然「新しい朝が来た・・・♪」。最初は誰かがラジオを全開で鳴らしてるのかと思ったら、剱澤キャンプ場管理小屋から流してるんですね~(笑)。
昨日は5時前に出発していたから分からなかったのですが、6時過ぎに流れるみたいです、そしてなぜか皆ラジオ体操始めちゃいます(笑)。
さぁ、撤収・撤収!行きと変わりませんので淡々と書きます~!
剱澤キャンプ場~剱御前小屋
まずは剱御前小屋を目指します。起き抜けに剱御前小屋までの登りはしんどい、皆一様に苦しそう~!
剱御前小屋~(雷鳥坂)~雷鳥沢キャンプ場
次は雷鳥沢キャンプ場を目指して、淡々と雷鳥坂を下ります。これから剱澤キャンプ場を目指す死にそうな表情の登山者とすれ違うたびに「分かるよ~」って思いますね、つい2日前は自分がそうだったので!これって山あるある♪
そうそう、剱御前小屋から大日岳方面への稜線上を歩いて雷鳥沢キャンプ場に向かうルートもあるので、気分を変えたい方はそちらもお勧め♪(冬季の冬道で使う室堂乗越方面経由)
雷鳥沢キャンプ場~室堂
室堂までの帰路(下山時)では、ここが核心部分(笑)。多分誰に聞いても、雷鳥沢キャンプ場を出てすぐ始まる地獄の石畳階段とみくりが池温泉までのアップダウンを言うと思います!
立山の中で、山爺も一番嫌いで通りたくないところです(笑)。
回避する術としては、雷鳥沢キャンプ場から室堂山荘経由(雷鳥沢キャンプ場を出て雄山に向かう方面)で室堂駅に向かうルートもありますが、時間が多少掛かりますね!
室堂~(美女平)~立山
で、暑さと闘いを制し室堂ターミナルに到着!
室堂に着いたら、一目散にバス並びへ向かいます。一応バスの時刻表は確認しているものの臨時便での増発があるので、トイレ以外は直ぐにバスに乗った方が得策です。タイミングによっては長蛇の列になるので!
我が家は立山駅へ向かうのでさほどでもありませんが、来るたびに扇沢方面の並びはひどい事になっています!
バスに乗ったら美女平でケーブルカーに乗って立山駅到着!お疲れさまでした~♪
剱岳登山注意ポイント
ここでは、初心者や初級者の為の剱岳登山における注意ポイントとどんな技術が必要かを記しておきます。行き当たりばったりのチャレンジや不足技術があると結構ヤバイ事態に陥るので、どんな予習をしておけばいいか参考にしてください。
鎖場
割と剱岳は鎖場(カニのタテバイ・ヨコバイ)ばかりが、フォーカスされますが他の鎖場も初心者や初級者にとっては危険な部分があります。心構えは全部の鎖場が危険だと思い込んだ方がいいくらいです!
・鎖場で、鎖を補助に使った三点確保(三点支持)での上り下りの練習が必要
山爺は「両神山:八丁尾根」「宝剣岳:極楽平経由」での岩場と鎖場で、どれだけ鎖を使わずに三点確保(三点支持)を意識して上り下りの練習をしました。宝剣岳は高度感も鍛えられるので良いと思います。
落石・浮石
登山全般で共通しますが、落石や浮石が多いです。固定している石なのかそうでないのか、確認しながら手がかり足がかりをしなければいけません。落石は自分が起こしてしまうこともあれば、他人より起こってしまう事もあります。
間違っても思いっきり最初から、足や手を掛けて体重を預けてしまうと、浮石だった場合は最悪の事態になるので安定しているか確認をしてから体重を掛けてください。
落石ですが、どうしても上り時はつらいので下を見がちですが落石は上から来ますので出来る限り上の登山者や「ラク(落)」と言う掛け声に神経を使ってください。反対に下山時は背中側に注意です。
・ザレ場やガレ場・岩場でも歩行を沢山して歩き方と共に経験値をあげておく
岩場・ザレ場・ガレ場
こちらも上記同様となります、剱岳の登山道は土が無いと言ってもいいくらい岩だらけです(笑)。基本はガレ場やザレ場になるので、スリップ・落石・転倒等のリスクがある登山道だと言う事を理解してください。(特に下山時の疲れによる筋力疲労時は結構危険)
・たくさん岩場やザレ場・ガレ場を歩行する事で慣らす
トラバース等
注意ポイントの中で一番心しておいてほしいのが、鎖も何もない登山道になります!多分経験がないと「怖い」と思う部分が沢山でてきます。
【岩を胸で抱くような形でのトラバース(下は崖100m以上)】
【鎖のない岩場での急傾斜のある下山】
実は鎖場は極端な言い方をしてしまうと鎖さえ掴んでいれば大丈夫ですが、鎖の無い場所で自分自身で安全に歩行して通過することは、それだけ危険と隣り合わせにもなります。上記の例で言うと岩を抱くようなところでのトラバースは自分の2つの手でしっかり岩をホールドして足場を確認して通過しなければなりません。頼る物は自分の2つの手と2つの足だけです!
・似たようなシュチュエーショでの経験を増やす
熱中症
今回の山の日は、本当に暑かった!中には熱中症のような人も出てたらしいです。「高山だから涼しいでしょ!」は昔の話(笑)。
・こまめな水分補給(今回2L持参で剣山荘30分前になくなった)
・塩分チャージの持参
・冷感タオル等の活用
・肌の露出を少なくする
今回、一番の反省点ですが山爺は腕と首の日焼けがひどく、剱岳アタックから帰ってきてからその晩は日焼けが痛くて眠れずでした。夏山は舐めちゃいけないね(笑)。なので、首を隠す物とアームカバーを購入しました!(どちらも後付できるので、ザックの中に入れておくだけでOK)
SNS・youtube等による予習
登山地図持参は当たり前ですが、鎖場や危険箇所・注意ポイントはSNS(ブログ)やyoutubeでも確認することが出来ます。初見で行き当たりばったりよりも、事前にシミュレーションしておくとはるかに動揺が少なくて済みます。youtube等の動画をみておくと実は怪我の功名というか、実際にその鎖場に行った時に「あれ?案外この鎖場って普通だな」って感じます。そうなんです、youtube等の動画って広角に撮っていて実際の鎖場(岩場)が、思いのほか垂直ではなかったり急斜面ではなかったりします。
・youtubeを死ぬほど見てください(笑)
・SNS(ブログ等)でポイントチェック
youtubeでカニのタテバイ・ヨコバイを嫌ってほど見ましたが、実際タテバイは案外垂直ではなく怖さはありませんし、ヨコバイは最初の一歩目は高度感があるのでちょっと怖いかもしれませんが、ヨコバイの溝に対して垂直に立てば足場はしっかり見えます。(あくまでも個人的意見ですよ)実は、これも登山あるある!
立山駅・富山市内周辺お勧めポイント
さあ、ここからは下山後の立山駅周辺でのご褒美と立山市内でのグルメと参りましょう。なんせ我が家は食に対して卑しいので!そのためにこの最終日も行動食だけで、立山駅まで下りてきています(笑)。それから汗だらけの身体を洗いたいところですよね~。なんか下山時ってそこらじゅうの登山者から「酸っぱい臭いがする~(臭)」ってなりませんか?これも登山あるある(笑)。
白エビコロッケ&ソフトクリーム&鱒ずし
最初のご紹介は何と言っても「白エビコロッケ」と「ソフトクリーム」と「鱒ずし」ですね~♪
・鱒ずし(立山駅構内の売店で1個(小さい)を食べます)
・白エビコロッケ(駅を出て左側歩道の中間にある「おにぎりの志鷹 」)
・ソフトクリーム(駅を出て左側歩道の中間にある「おにぎりの志鷹 」)
ソフトクリームはどこで食べてもうまいかもしれませんが、この店の白エビコロッケは止められませんなぁ~♪鱒ずしはお土産では桶タイプやおっきい物しかないので、ケーキサイズ位の小さいのをその場でパクって頬張るのが至福の時~♪
立山日帰り温泉
次は日帰り温泉ですね!最高の瞬間を味わいにいきます!ただしシーズン真っただ中だと日帰り温泉をNGしているところもあるので注意です!
・千寿壮
http://www.senjusou.jp
・グリーンビュー立山
https://www.greenview-t.jp/
・ホテル森の風立山
https://www.morinokaze-tateyama.com/index.html
・グリーンパーク吉峰 吉峰温泉 ゆ~ランド
https://www.yoshimine.or.jp/
・立山国際ホテル
https://www.tatekoku.com/
立山駅を出たら徒歩圏内でいけるので、「千寿壮」「グリーンビュー立山」になりますが、こちらはハイシーズン時は日帰り入浴は出来ない案内がでますので、必ず確認してから行ってください。実際に千寿壮さんは断られました。
車で移動にはなりますが、次は「ホテル森の風立山」「立山国際ホテル」が立山駅からは近いです。
富山市内に向かう関係で我が家がチョイスしたのは、「立山国際ホテル」です!はっきり言って超良いです♪空いてるし、温泉はヌルヌルの美人の湯ですし、マッサージ機は3台あって無料!個人的に一押し温泉♪立山駅から車で10分も掛からないので、何の影響もないですしね(笑)。ただし日帰り温泉は13:00~なので注意!
富山市内グルメ
さぁお腹を満たしに行きましょう♪GWの時は回転ずしに行きましたが、今回は道の駅も周る関係で最近フォカースされている「富山ブラックラーメン」から行きます!その後道の駅で白エビバーガーを食べて、回転ずしで締めようと企みました(笑)。
・富山ブラックラーメンhttp://www.nisicho-taiki.com/
今回訪れたのは「西町大喜・二口店」です!う~ん、正直ちょっとしょっぱくてご飯なしでは無理でした、ご飯とセットなのが判りました♪
・回転寿司http://www.banyanosushi.jp/
またもや回転寿しでチョイスしたのが「番屋のすし・大沢野店」。白エビの軍艦・ノドクロの握り(炙りと生)、もうこの2つは鉄板でウマイ!
白エビバーガーが出てませんが、不覚にも富山ブラックラーメンを食べた後「道の駅 カモンパーク新湊」まで行ったのですが思いのほか富山ブラックラーメンの破壊力がすごくて、まったく「白エビバーガー」を食べる余裕がありませんでした(笑)。
「道の駅 カモンパーク新湊」http://shinminato.co.jp/
ですので道の駅を出てゆっくりと回転ずし「番屋のすし・大沢野店」を目指しました♪人気の店なので行っても最低1時間は待つと思うので、現時点でお腹がいっぱいでも問題ありません(笑)。
本当に富山は鱒ずしに始まって美味しいものばかり、登山も良いけどグルメだけで来ても良いですね♪できたら回転ずしのはしごをしてみたい(笑)。
まとめ
諸輩方の年代だと「憧れの剱岳」と良く聞くセリフでしたが、自分も行ってみて登って本当に良い山でした。ですが危険もさることながらなので、準備は万全に挑んでくださいねって感じでした。
夏山なので、混んでいることは分かってましたが、あそこまで混むとはトホホでした。どの鎖場に到着しても必ずと言っていいほど渋滞につかまります(笑)。焦る気持ちはなかったですが、とにかく暑い!!なのでナイトハイク含みで剱岳アタック出発時間はお早めに♪
体力・技術・気合があれば登れます(笑)。ただし初心者や初級者は最低限経験者同行のもとに行くか、それなりの準備をしてから行ってください。
嫁が、剱岳に登って怖かった部分もあったので、もう剱岳はいいかなって言ってたのですが、1週間たった現在は「もう一回登ってもいいかも~♪」だって!なんだそりゃ(笑)。
これにて山爺のお盆休み「剱岳アタック」は終了です!
次はどこの山に行けばいいのだろう?山爺自身もちょっとパワーアップしたから、次の山の選定に苦慮してます(笑)。
長い記事お付き合いありがとうございました、ではでは^^。