レビュー

大型ザックのザックカバー問題(バルトロ85の場合)

ウルトラシルパックカバー(SEATOSUMMIT)

これから梅雨時期に入り自粛期間を取り返すべく登山計画をしている今日この頃だと思いますが、ザックのザックカバーについて話してみたいと思います。

率直に言ってザックカバーって高いですよね!

最近のザックではザックカバーが最初からついているものもあります。ですがザックカバーの付いていないザックのほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?

さらに今回フォーカスするのは、山爺が持っている「グレゴリー バルトロ85」なのですが、ご存じの方もいるとは思いますがグレゴリー バルトロ85は最初からザックカバーがついています。

ですがこのザックカバーは、まぁ「使えない」(笑)

そんなお話になります。

目次

ザックカバーって必要

そもそも論になってしまいますが「ザックカバー」って必要なんでしょうか?ザックカバーをしたところで、首筋辺りから背中にかけて雨は吹き込んでいくのでびちゃびちゃの浸水を免れたとしても、特にザックカバーの覆われていない部分は濡れるんですよね~それから盲点はザック背面はびしょびしょになっちゃうんですよね~。

ですがザックの中身も含めてずぶ濡れになってしまうよりは良いと個人的には思っているので「ザックカバー」は必要ですというのが回答です♪

プラスの要素で言えば、ザックの中身をさらに大き目のゴミ袋に入れてからパッキングするという予防線もはりますが(^^)

グレゴリー バルトロ85 付属ザックカバー

グレゴリーのバルトロシリーズは最初からザックカバーが付属されているのですが、これがまたどうしようもなく「使えない」んですよ(笑)
ただでさえ高いザックのくせにと思うのですが、もうちょっと考えて作ってよと思います!その分最初の購入金額が高いんだから…

外付けするとカバーしきれない

これは個人的なザックへのパッキングの問題もありますが、お世辞にも余裕のあるザックカバーサイズではありません!!

特に一番問題たったのが雪山テント泊時です。サーマレストのマットをお尻に装着してサイドはテントポール・シャベルのシャフト・前面にシャベル本体があったのですが、ものの見事にザックカバーで覆うことはできませんでした。

グレゴリーザックカバー

サーマレストのマットをサイド側に付けたとしても、たぶん覆うことが出来なかったと思います。

バタつき防止のコード

ザックカバーはものによって違うかもしれませんが、ザックカバーには強風時にザックカバーが吹き飛ばないように左右の端にドローコードや紐がついていたりします。

ですがこのグレゴリー バルトロ85のザックカバーのコードは普通にパッキングした場合でも背中を回して装着するコードが届きません(怒)これって完全に設計ミスでしょ!

グレゴリーザックカバー背面ベルトフック

グレゴリーザックカバー背面ベルト

対処としては自前でドローコードなりを継ぎ足して、できればしっかり絞り込めるように長さ調節できるように改造しておくことです。

高いお金だして購入しているのに、どないなっとんね!

解決策

ということで、ザック界のロールスロイスのザックカバーをこき下ろしたところで本題に移ります。(※ザック自体は本当に良いものなのでお間違いないように)

で解決策ですが、無い頭で考えました!そう、対応リットルの大きいザックカバーを被せればいいのだ!!

すごく単純ですね、そうこれしか解決策はありません(笑)特にザックに外付けを多用する場合は。

ウルトラシルパックカバー(SEATOSUMMIT)

シートゥサミットはオーストラリアのアウトドアメーカーで知っている方は多いかと思いますが、登山系で小物やポケッタブルザック等を販売しているメーカですね(ほかにもた沢山ありますが)

何とこのザックカバーである「ウルトラシルパックカバー」がセールになってました(笑)

ウルトラシルパックカバー(SEATOSUMMIT)

通常価格 3,850-税込 Lサイズ(70L~90L)113g

が、「1,800-」安いでしょう♪しかもザックカバーケースが一体になっている優れものでした!なんでもそうですがカバーって意外にどこいったか分からなくなったり、無くしたりするので個人的には有な感じ♪

素材は30Dウルトラシル シリコナイズドコーデュラという独自素材?触るとシャカシャカしたさわり心地です。ちゃんとカバー下部には水抜きの穴が開いてます。

普通、90L前後ザックカバーって非常にお高いのです、3,000中盤~後半の値段は税抜きでします。なのでザックカバー無しでザックを購入すると後から数千円の出費がかかります。

SEA TO SUMMIT シートゥサミット ウルトラシルパックカバー L イエロー
Sea To Summit(シートゥサミット)

細部照会

では細かく見ていきます。
【背面コード】
見ての通りで、背面にザックの背中でバタつき防止のストラップが付いてます。バックルになっているので着脱も簡単♪さらにドローコードがザクッカバー下部まで通っておりザックカバーのかぶさり具合を調整できます。

ウルトラシルパックカバー(SEATOSUMMIT)背中側ベルト

【カバーケース】
このザックカバーのケースも秀逸♪ザックカバー本体に縫い込んであるので(バカップルみたいな感じ)なくすこともないし、いちいちザックカバーのケースにしまうのも超簡単。

ウルトラシルパックカバー(SEATOSUMMIT)ケース

【ウルトラシルパックカバー装着】
で、これがザックカバーを付けた状態。グレゴリーのザックカバーに比べると断然余裕があるので、雪山テント泊の場合も問題なしだと思うね♪グレゴリーのザックカバーの場合(サーマレストが飛びでてる写真)は、ほとんど外付けをしないでサーマレストのみの装着でもそんな感じなっちゃうんです~非常にストレス!

【グレゴリーザックカバー装着】
ちなみに強引に引っ張って、ザックのアマ蓋部分のかぶさり具合を調節してこんな感じ、もう他には外付け不可って感じになっちゃってる、Oh,No~!!

グレゴリーザックカバー

まとめ

外付けをしない方や、雨の日は登山しない方、そもそも大荷物にならない方なんかは「ザックカバー」ってそこまで必要性を感じないかもしれませんが、残雪期に登山に行くとさすがに雪よりは雨となる確率も高くなるので、どうしても必要になってきてしまします。もちろん梅雨時期もですが。

何で、このストレスを解消しようかと思ったかと言えば昨年のGWの立山登山の時に、帰りに見事に雨に降られたのです。しかも時折のみぞれ(笑)。まぁザックも濡れるし(ザックカバーのかかっていなかった部分)、ザック自体も重くなるしで絶対に対策しようと思っていたんです。

まぁこれでひとつ解決できました。

大きいザックカバーを買えば済むことなんですが、どうしても後回し後回しで忘れる(笑)。

ザックカバーで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

ではでは

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