関東にも割とはっきりとした「雪予報」が出ました!
さすがに降雪予報の2020年1月18(土)はどんよりしており、都心部は雨からの若干の雪が降りました。
が、山岳エリアではたぶん雪がふっているであろう気温でしたので、風邪を引いて寝込んでいる嫁を尻目にほくそ笑んでいたのは内緒です(笑)。
このままだと丹沢(塔ノ岳)あたりも案外積もるんじゃないかと、場合によっては高尾山あたりも積もるかと思い、土曜の夜に雪山登山の準備だけは終えておきました。とは言うもののあくまでも低山エリアですので、チェーンアイゼンで事が足りると思いますが、念のため12本爪も3シーズン用に換装してザックにつけておきました。
ということで、2020年1月19日(日)は「塔ノ岳」に決定!
高尾山もそれなりには雪があったのでしょうが、歩き足りなくなることや場合によっては観光客混じりの「カオス」状態も嫌だったので雪の「塔ノ岳」にレッツ・スターティンです♪
目次
山行記
今回は、塔ノ岳の無雪期は記事にしているので、塔ノ岳の雪山チック?な写真を多めに載せて、塔ノ岳に雪が積もった場合の登山時の注意点を明記したいと思います。
記事を書いている今現在から今後に雪が降るかはわかりませんが、気温が上がらなければ山頂には多少雪が残るのかな?2020年1月25・26(土日)まで雪がもつかどうかは難しいかもしれませんが、参考にしてみてください。
そうそう、言い忘れました。今回は「ツボ足」で「花立山荘」まで歩いています。スリップするのが嫌だとか、怖いなと思ったら雪が出てきた時点で「チェーンアイゼン」を装着しておいたほうが無難ではあります。
見ていた感じだと10人中2~3人はツボ足で花立山荘くらいまでは歩き続けていました。どうしても花立山荘を過ぎると下りの鉄パイプの橋エリアで下りがあるので、保険の意味でチェーンアイゼンを付ける感じですね!
では山行記いってみます。
序盤は登山道にはほとんど雪が無いので、そのままグングン進みます!いつも変わらずの塔ノ岳(バカ尾根)って感じですが霧氷のおかげで気持ちよく登れます♪
ようやく雪が出てきた場所と霧氷が素晴らしいのと朝日が抜群の場所に遭遇できたので、普段そこまで写真を撮らない山爺ですが、風邪で寝込んでいる嫁に見せるべく(写真を撮ってこいとの指令あり)やたらに写真を撮ります(笑)。
丹沢とは思えない雪の回廊を歩きます!
えっちら、おっちら上ると「堀山の家」に到着!いつもと雰囲気が違って、ものすごい山小屋に見えますね(笑)。
堀山の家を過ぎると、木々の間からは「富士山」が見え始めます!
がしかし、やっぱり雪は積もっていても「バカ尾根」はバカ尾根!なかなかキツイ!!実はこの日はかなり身体が重く、2週間ぶりで長引いた風邪の病み上がりというのもあり、本当にきつかった!
もう少しで「花立山荘」!前半の一番きつい階段(個人的に)を登ります!気温も高いせいか汗のかきかたが尋常じゃなかったです(笑)。
花立山荘到着!水分補給と行動食でエネルギーチャージ♪みなさん一様に富士山を撮っていました。
さあ、塔ノ岳山頂まではあと少し!ご褒美的な水平移動と鉄パイプの下りで楽をさせてもらいましょう(^^)。ここからチェーンアイゼンを装着しましたよ!
山頂までのラスト階段地獄ですが、御覧の通りの「霧氷パラダイス」です。いつもと違って気分が落ちなくて済みますね♪
塔ノ岳山頂に到着!
この後は本当は別ルートで帰ろうかと思いましたが、なんとなく塔ノ岳の雪は満腹状態になってしまい、そのままピストンで下りました。
まさかの「泥んこ地獄」と「霧氷溶け出し雫地獄」に合うとは・・・。
雪の塔ノ岳注意点
「行きはよいよい帰りは恐い」まさに歌の通り、上りは何ら問題は無いと思います!チェーンアイゼンで登れますし、場合によってはツボ足でも平気です。
積雪は塔ノ岳山頂まで、登山道では5~10cmほどで、トレースを外れると登山靴くらいは埋まります。
ですが問題は下山!この日は気温もたかったのですが「泥んこ地獄」と「霧氷が解けて雫の雨あられ」に遭遇しまくりです。
標高がある程度あるエリアなら日向でもまだましですが、標高が下がってくると日向はもちろん樹林帯でも、登山道はぐちょぐちょで雪に泥の混じった状態で、頭上からは樹林についた霧氷が解けて雨のように降ってきます(笑)。
なので注意点というよりは対策を講じて下山したほうが良いですよ~!(危なっかしい場所もあるので、そこは要注意)
ゲイター必須
ゲイターは必須ですね!まず山頂では20~30cmほどに溜まった雪だまりもありましたので、登山靴への雪の侵入を考えればあったほうが無難です。
また下山時の時刻によっては上り優先の観点からトレースから外れてすれ違いをすることもあるので、そんな時に雪だまりに移動した際はゲイターが無いと、ちょいと雪まみれになることもあるので!
あと後述しますが、下山時の登山道は下り2/3位は「泥+雪」「シャーベット+泥」か登山道を流れる「泥の川」を歩くことになります。どんなに頑張っても「泥はね」は必至ですので、ゲイターがないとお尻の下まで泥はねをしている方もいました。
泥によるスリップ
次に厄介で注意したいところは、もうすでに雪は解けているがその解けた雪で登山道がぐっちょぐちょの「泥の道」になることです。
絶対にフラットに足を着地させないと滑ります!すり鉢状になっている箇所で、ちょっとでも斜めに足を着地させたら多分すってんころりんだと思います。ところどころにそんな滑った跡がありました・・・(怖)
雪の上でもスリップはありますが、まだ泥がつかない分痛いだけで済みますが「泥」の場合は、痛いは汚れるは場合によっては石等にあたって大けがもあるかもしれないので、油断はしないでくださいね!
濡れた「石」「丸太(階段の土留め)」
塔ノ岳に限らず、無雪期の土メインの登山は多数ありますが、雨上がり・雪解け等その登山道の泥(土)をたっぷりと、登山靴の足裏に付けたまま登山道にある「石」や「丸太(階段の土留め)」にうっかり乗ったりすると、本当に「ヒヤッ」とする事があります。
こける一歩手前で事なきを得ればよいのですが、不用意にそれに乗りすってんころりんは上述の通りです。
塔ノ岳(バカ尾根)に限らず、整備されている登山道は往々にして「階段」があります!
まさかのこの「階段」がトラップになるので、最新の注意を払ってくださいね!
それから個人的に思うのですが、塔ノ岳(バカ尾根)の最終最大トラップは登山道の終盤の観音茶屋を過ぎてから出てくる「石畳」です!
乾燥している状態ならまだしも、登山靴に着いた泥がどんどんこの石畳に蓄積していき、石畳の石は先端が丸いのでただでさえ滑るヤツです!!
下山完了間際だけに気のゆるみもでるだらだらと緩やかな下りなので、一番危ないなって感じます!
皆様も、この区間は気を付けませ!
まとめ
久々に低山エリア?関東圏の雪山?に行ってきました。
やっぱり考えることは皆一緒ですね♪朝、いつも止める大倉バス停まのコインパーキングに5時40分くらいに到着したのですが、何と空きは5台前後!
どんだけ皆さん早いんですか(笑)。
とは言うものの下山までの泥んこ地獄以外は楽しく、霧氷と朝日と山頂のモフモフは雪山ならではの光景でした!
雪山としては低山になるのだとは思いますが、10㎝~でも積もってくれると楽しい雪山登山に変身ですね♪
あと1回くらいは雪降るのかな?降雪予報が出た際は、皆様も天気予報をチェックしながら塔ノ岳の雪山登山を狙ってみてくださいね
ではでは。