梅雨時期から夏の登山で頭を悩ますのが【虫】です!山爺も虫自体は触れたりするので特段平気なのですが、登山中においてはかなりのストレスになります。
特に梅雨時期の蒸した樹林帯は格好の【虫】の生息エリア!!湿度が高く不快指数100%の状態で、べたつく【汗】と顔の周りをぶんぶん飛ぶ【虫】には本当に気が滅入ります。
森林限界を超えても危険度は低い虫ですが結構な数がいます。それも大量に遭遇する時があります(笑)。
そんな時の虫対策を中心に今回は、山爺の虫対策の実践方法を書きたいと思います。
目次
登山中に出会う虫群あれこれ
今回の記事では、いわゆる飛んでる虫にフォーカスします。もちろん登山ですので、地面を這う虫達もいますがそれはまた次の機会で書きたいと思います。飛んでる虫と言っても多種多様に存在していて、中には刺されたりすると非常に厄介なヤツもいますので、今後の登山で役にたててください。まずは、どんな虫が飛んでいるかご紹介!
アブ
まず第一にハエよりでかい!なのでキモいです(笑)。目もでかくて、ご存知の通り噛むし、その後は腫れてかゆくなります。しかもその後数ヶ月にわたってかゆみが続きます(嫁の場合)。
出典:東北森林管理局
危険度高:振り払うべし
どうも嫁は写真撮影で体が動いていない時に、やられてるらしい!山爺は未だアブにはやられてません(笑)。
ハナアブ
人間には危害(刺さない・噛まない)を加えないみたいですが、見た目は蜂にもにているので焦ります(笑)。主に花の蜜や花粉を舐めているので大丈夫らしいのですが、いかんせん虫に一度気を取られるとその後ずっと気になっちゃうもんですよね!まぁ、危害が無いのなら仏の心で生態系の輪廻を見守りましょう♪
出典:東北森林管理局
危険度低:ウザい
ブヨ(ブユ)
ブヨはハエよりも小さいのかな、登山中にこれがブヨだと分かったことはありません。嫁の場合で言うとかゆみの関係でブヨには刺されていないとは思うけど、アブ同様に刺される(噛む)タイプの虫なので厄介ですね。こちらも腫れたり、痛みや疼痛がでるみたいです。
出典:YAMA HACK
危険度高:アブと同等
メマトイ
これも結構います。小さいのですが顔の周りをブンブン飛び回りますね。名前のごとく目をめがけてきます、どうも涙に含まれるたんぱく質が狙いらしいですが、詳しい事はわからないそうです!
出典:南但馬自然学校
危険度無:ウザい
ハエ
これは、皆さんもよーくご存知なので振り払えば大丈夫なやつですが、危険度はありませんがいかんせんウザい存在ですよね、山メシにもたかるし!しかも銀ハエの王様くらいデカイのに遭遇(笑)。
出典:東北森林管理局
危険度低:ウザい
過去に、山メシでステーキを焼いていた時に山爺と嫁の周りだけに数十匹のハエにたかられたことがあります(笑)。他の登山者も同じように弁当やおにぎりをパクついていたのですが、そちらにはハエはいない!
多分、バターを溶かしてステーキを焼いたのでかなりの臭いがあった為、ハエを一気に引き付けたのかと思います(笑)。
蚊
こちらも当たり前のようにいますね。高山(森林限界以上)のエリアではあまり見かけませんが、樹林帯の中では結構いますよ。
出典:東北森林管理局
危険度低:かゆい
蜂(ハチ)
実は蜂も案外飛んでます。ただでかいスズメバチやクマンバチ等は登山中の山の中より登山口近辺だったり、標高の低い地点の林道で見かけることのほうが、経験上は多い気がします。過信は禁物ですが、本州においては一般的に標高2500m位までは普通に危険極まりない蜂はどこにでもいると思ってくださいね!
出典:東北森林管理局
危険度高:逃げる
登山中の具体的虫対策はコレ
こんだけの虫天国だと登山するのが嫌になるかもしれませんが、それ以上に山頂のついた事を考えましょう(笑)。とは言うものの対策は重要です!山爺が実際に実践しているものと、今後試したいもの登山中に遭遇したものをご紹介します。
防虫スプレー
各種防虫スプレーが販売されていますが、虫によっては効かないものもあるので注意が必要ですね。もっぱら山爺がつかっているものは以下のもの。割と今はどこでも手に入りますが若干お高いのが難点!なので中には自作している人もいますね。
【パーフェクトポーション/バズオフ アウトドア ボディスプレー】
オーストラリア原産のオーガニック防虫スプレーです。香りは非常に良く、効き目はあるほうだと思います。ですが、梅雨時期から夏場にかけて使用するので、汗や体温の上昇で揮発したり流れてしまうのが早く、持続時間が短いのが玉にキズ。他の防虫○○もそうかもしれませんが、総じて汗や体温上昇による揮発は同じかもしれません。
使用方法としては、目をつぶって頭のてっぺんから肌の露出しているところ、上半身の衣服にまでくまなく振り掛けています(笑)。臭いはハッカのアロマの臭なので気になる事はないと思います。一応オーガニックなので、がんがん塗りたくっています。
揮発したり汗で流れてしまうまでは、それなりに効果はあると思ってます。何もしない場合に比べれば虫は寄り付きにくいです^^。
防虫ネット
あまりにも虫の数が多い場合はこちらの登場♪へんてこりんな見た目以外は確実に虫をシャットアウト!一番ローテクですが効果が高いです。山爺の場合は上記のバズオフ アウトドア ボディスプレーをスプレーして、更にこの防虫ネットを被るときがあります。
使用方法は簡単。頭から被るだけです。帽子の上から被れば帽子のつば部分にかかるので目の前の空間に余裕が出来ます。帽子を使わないで被ると、ストッキング被りまではいかないものの、ちょっと閉塞感があるかもです(笑)。登山メーカー等からも各種出てるのでお好みで!
何と最近発見したのですが、夏場は登山中に半袖スタイルも多いと思いますが、肌の露出は虫の格好の餌食ですので、そんな時にこんな商品があるんですね♪ちょっと欲しくなってきた(笑)。
防虫リング
よくドラッグストアや100均でも置いてある、防虫リング!登山やキャンプでも使用したことは無いのですが、どうなんでしょう効き目はあるの?
今年は使ってみたいと思ってるので結果が判ったらご報告しますね♪
携帯蚊取り線香1
登山中に1度だけ蚊取り線香をぶら下げていた大先輩を見たことがあります。もちろん蚊に効くのは分かってるけど、アブとかその他の虫にはどうなんでしょうね?キャンプの時は効果ありありなんですけどね、登山中は動いてるしどうもね~?が付いちゃいます(笑)。
しかも個人的に思うのですが、風向きにもよると思うけど蚊取り線香の煙の恩恵を受けるのは風下の人だけじゃね?
なので、蚊取り線香の携帯はちょっと懐疑的かな!
携帯蚊取り線香2
上記のタイプではなくて、もうちょっとおしゃれな携帯蚊取り線香(ベープマットのファンが回るタイプ)。ちょっと重量が嵩みますが、テント泊で歩行距離の少ないベース型山行の時に持っていったりします。テント場もちょいちょい虫が出ますので、テント内にぶら下げておきます。
虫除けとして効いてるかというと、テント内で夜寝る時に虫の音がしなかったので、多分効いてるんだと思います(笑)。
まとめ
虫が嫌だったら登山しなければいいじゃんと言われそうですが、ずっと虫が付きまとうわけではないんですよね~これが。なかなか虫一匹とっても判別もつかないし、この虫にはこの対策と言う具合に別々にすることもできなですし、ここがやっかいなところなんです。稜線に出たり森林限界を超えると突然虫がいなくなったりと、虫の出現環境も変わるので、地道に対策をしながら付き合っていくのが登山かな(笑)。
逆にトンボが出るエリアは、虫をトンボが襲うので嫌な虫は少なかったりと、まんざらでもない環境もあります♪