前週に続き富士外輪山のボス?「十二ヶ岳」に行ってきました。他者のブログやYoutube等を見ていつかは行ってみたいなと思っていた山です。
有名なのは最後に出てくる「吊り橋」ですね!?
それから前週に見えなかった「富士山」も見れるかなという期待もありました♪
一般的なコースで行ってきましたので、山行記のご紹介です。
目次
十二ヶ岳(毛無山)DATA
十二ヶ岳へ行くにはいくつかのルートがありますが、割とメジャーなルートで「毛無山~十二ヶ岳」へ向かうルートを選択しました。帰りは西湖の湖畔沿いに通ってる通学路という名の登山道を使って駐車場まで戻るか、十二ヶ岳登山口にあるバス停からバスで毛無山登山口まで戻るかです。
場所:富士山の外輪山として形成された山で西湖の北側
標高:1683m標高差:626m(登山道~毛無山)400m(毛無山より累積標高)800m(十二ヶ岳~いづみの湯下り)
行動距離:8.5km(毛無山登山口~いづみの湯+湖畔沿い歩き)
行動時間:7時間~8時間(休憩含む)
山小屋:無
アクセス:車/河口湖ICより137号線及び710号線にて河口湖町立西浜小学校
駐車場:文化洞トンネル下西浜小学校登山者用駐車場(5台)
※未確認ですが文化洞トンネルを西湖側へ下るとそこにも登山者用の駐車場ができているそうです。
登山コース
代表的なコースは以下の通りです。距離と時間と車か公共交通機関によって賢い選択をしましょう♪
【毛無山~十二ヶ岳~いづみの湯】今回、山爺が選択したコースです。一番つらいのは毛無山までの直登でしょうか(笑)あとはアスレチック主体のコースです。ポピュラーと言えばポピュラーです。
【毛無山~十二ヶ岳~鬼ヶ岳~根場民宿】十二ヶ岳を出発後に目と鼻の先にある「鬼ヶ岳」まで行き根場民宿まで下山するルートです。このコースも多いかもしれません。
【十二ヶ岳直登】
下山時に一組だけ遭遇しましたが、いづみの湯から上がってくるコースです。十二ヶ岳ピストンか毛無山方面か鬼ヶ岳方面へ周回するコースが取れますね。このコースをとった場合は有名な吊り橋は毛無山方面へ行かないと渡れません。
今回の山行コースはコチラ↓
間違っても「一ヶ岳~十二ヶ岳」の縦走は駆け出しの登山初心者には結構危なくて辛いと思いますのでご注意を!!
また、車での入山で縦走した場合の戻りも考えなくてはいけないコースになります。基本西湖には周回してくれるバスがありますが、数時間に1本なのでコースもさることながら時間のマネジメントも重要です。(最悪は西湖の湖畔を歩けば済みますけど)
十二ヶ岳山行記
前週に続いての富士外輪山選択は吉とでたんでしょうか?富士外輪山に来たらやっぱり富士山は拝みたいもんですよね~!
では出発は登山口の手前にある登山者用駐車場からスタートです。まず東京からだとナビで河口湖町立西浜小学校を目指します。
どうもググってみたものの、この小学校脇の駐車場しか見つけられませんでした。一応「P」と書いてある台数は5台でしたが、下山時には都合8台位は停まっていました、いいのかな?
でここから本当の登山口まで5分程トンネル手前まで歩きます。西湖に向ってトンネルを行かずすぐ左に入る空き地が登山口です。
まずはトンネルの上あたりと思しき場所まであがります。すると左は西湖で右は河口湖の位置関係になりちょうどトンネルの上あたりから本格的に登山のスタート!
まぁ地図で見てもそうなんですけど、これが尾根のほぼ直登になります。登山開始直後の直登は堪えますね~(笑)
毛無山の山頂直下くらいまではあまり景色は良くなく、樹林帯なのでたんたんと登るしかないですね~。前週と違うことは何やら天気は予報通り晴れになりそうな予感です♪
毛無山までは特段キケンなところもないので、普通に登りましょう(^^)
毛無山山頂はこんな感じ!
今日の本番は毛無山を出発してから始まる縦走です!?
まぁ有名なのでご存じかと思いますが「一ヶ岳」から始まり「十二ヶ岳」までカウントされる縦走路です。決して全てがピークという訳ではなく後付け感があると思うのは私だけか?
先に言ってしまうと、危ないなって思う個所は数か所あります。と言っても全くの登山初心者の場合です。危険な個所にはほぼロープまたは鎖があります。ですが、さすがに花崗岩メインの山ですので。登山道は土ではなく非常に滑りやすい子砂利が多いので上り下り両方とも注意してください。
では行きます。ちなみに一ヶ岳までは平場の稜線歩きなので特に問題なし。
「一ヶ岳」
一ヶ岳の看板を過ぎると突然ザレ場の下りが始まります。先は長いのでラフには下らずに安パイで下ってください。富士外輪山の山域は元火山地帯なのでご承知の通り細かい砂利のような感じなのでとても滑りやすいです。
「二ヶ岳」
二ヶ岳からの区間は細かいアップダウンを繰り返します。特段危険なとこは無いと思います。
「三ヶ岳」
三ヶ岳からの区間も上記同様にアップダウンの繰り返しです。一部開けたところが出るので「富士山」ビュースポットですね。
「四ヶ岳」
四ヶ岳からの区間は下りの岩場が出ます、もちろんロープはありますが、技量に合わせて下ってください。上りもほどほどに出てきます。
「五ヶ岳」
五ヶ岳からの区間はアップダウンの繰り返しです。危険個所はなかったと思います。
「六ヶ岳」
六ヶ岳からの区間はほぼ稜線歩きです。つかの間のサービスポイント♪
「七ヶ岳」
七ヶ岳かの区間もほぼ稜線歩きです。
「八ヶ岳」
八ヶ岳からの区間は岩場の下りが出てきますがロープがあるので大丈夫かと思います。もちろん技量に合わせた下り方をしてください。それからほどほでどの上りも出ます。
「九ヶ岳」
九ヶ岳からの区間は大きな岩を巻いたトラバースになります。一見、大きな岩への直登のトレースもありますが、岩と岩の間から見えるロープの張られたトラバースが正式なルートのようです、お間違いないように!
「十ヶ岳」
十ヶ岳の区間は看板を過ぎるとすぐさま上りに入ります。まあまあな距離のある上りになるので、この辺りから息が上がってくる感じですね。
「十一ヶ岳」
ここからがこのコースの核心部分ですね。ある程度の岩場を登って下ると現われるのが例の「吊り橋」です。
この吊り橋見た目以上に揺れるしガシャガシャ鎖の音がするので、違う意味で怖い(笑)下を見ると谷になっているのですが、そこを通うさせてもらったほうが楽なんじゃないと思いました。
吊り橋が終わるとそのまま10数mの直登の岩場上りになります。間をおいてすぐに直登の岩場上りが続きます。ロープを使わなくても登れる難易度ですが、経験の浅い方や初心者はグゥエ~ってなると思います(笑)
岩場を過ぎて乗っこすと平の尾根に出るので、そこまで来ると後は山頂まで直ぐです。
「十二ヶ岳」
で、山頂到着♪
小さな社と十二ヶ岳の山頂標識があります。非常に狭いので人が多くいる場合は山頂手前の分岐のあたりのほうがのんびりできるかもです♪
十二ヶ岳から下山
この日は天気もいいせいか、鬼ヶ岳方面へ行く方が多かったですね。我々はちょいと次なる目的もあったので十二ヶ岳から下山します。
ルート的にはいづみの湯へ降りるコースです。十二ヶ岳山頂から少し戻って「桑留尾」方面の道標から下山します。
しかし、危険個所というよりも全登山道が非常ににスリッピーでかなり滑ります。やせ我慢しないでロープを使ったほうが賢明です。
どんな登山靴でもたぶん滑ります(笑)コケるまでは行きませんでしたが、何度かズルってなりました!!
飽きるほどの下りでかなりメンタルがやられます(笑)
コース中盤過ぎまでは本当に滑ることだけに集中して下山した感じですね、中盤以降は樹林帯に入りますが、それでも滑りやすいので注意です。
尾根上を直線的に下りるコースでちょいと飽きが入るのでメンタルがやややられます(笑)
車の音や道路や施設等が見え始めたら下山終了です。
ここから朝に登った毛無山登山口へ帰るにはいくつかの方法があります。体力と時間の都合で決めてください。
①そのまま下山しバスで毛無山登山口まで戻る
②下山完了間際の分岐で「通学路」となっている登山道で戻る
③湖畔沿いの県道を歩いて戻る
実は我が家の最初のチョイスは時間に間に合えばバスで戻る予定でした、事前の下調べで13:18で余裕で間に合っていたのですが、どうも時刻の改定があり14:18になっていました。1時間以上も間があるので歩いて戻ることにしました。
ほんの数分下山コースに登り返さなければならなかったのが面倒で、そのまま湖畔沿いの県道をトンネルの手前まで戻り途中から「通学路」となっている登山道を進み朝きた登山道へ合流して戻りました。
そのコースを通っても30分~45分程で戻れるので、のんびり戻るにはちょうどいいかもしれません♪
この時期でしたので桜を見たり古い家を見たりしながら歩いたので、そこまで苦にはならなかったですよ~。
まとめ
富士外輪山の第二弾、「十二ヶ岳」は鎖・ロープ・岩場と盛りだくさんなコースです。
個人的には初心者を連れていくには躊躇してしまいそうです。特に下りの岩場やザレた下りは難しいかもしれないです。
とは言ううものの、登山を始めて間もない方にとっては変化にとんだ面白いコースだと思います、また湖や富士山を見ながら歩けるので楽しさはあると思います~♪
なかなか高尾山系や丹沢山系に飽きると次は山梨方面の山域になるのですが、雪山への未練もまだあり(笑)、低山ハイクでお茶を濁している今日この頃です(笑)
GWは北アルプスへに遠征を予定しています、既に立山黒部アルペンルートが開通しましたが、数年前に行っていますので今回のGWは涸沢で奥穂か北穂が有力ですかね~??
ではでは。