前日の天気予報では本日から晴れとの期待で目覚めた2日目の始まりまです。テントの外は予報通りのすんばらしい快晴♪
予定では調子が良ければ別山~富士の折立~大汝山~雄山への縦走予定です。
雷鳥沢バカンス
期待を裏切ってすみません。実は前日からの体調不良の山爺は復活しやる気満々だったのですが、今度は嫁の調子が思わしくない・・・登山では体調や調子の如何によっては取り止めや計画変更は当然です、無理をして事故が起きてしまう方が大変です。
結論として、この晴れ間を利用してテント場の整地と温泉とのんびり日向ぼっこと洒落込みます(笑)。
まさに『雷鳥沢バカンス』♪
これはこれで良いものですよ♪のんびり食べて飲んで温泉入って、一期一会の出会いで会話をして、昼寝もしたりしてさらには日光浴まで、ここはどこ?ってな感じで1日を過ごしました。
階段を作り、腰かけ・壁に穴を掘って冷蔵庫も作りました(笑)
夕方からは、さすがに冷え込んできます。ですが夕暮れ時もカメラを取る方にとっては絶好の時間、この日の情景はこんな感じでした。
ぜいたくな時間を過ごして、夜ご飯を食べたら明日は登山をするので早めに就寝です。
自然現象
実は、この2019年4月28日は各山域から同じ自然現象を皆さん見ていたと思います。自宅に帰ってからSNS等をチェックしているとどの山域でも見れたみたいですね。燕岳から『サンピラー』なる現象も見れたそうな!
日暈(ひがさ)・ハロ現象
『日暈(ひがさ)・ハロ現象』。そう太陽に輪っかみたいな現象が見れていたんですよね~。結構めずらしい現象っぽいです、みんなカメラ向けて撮りまくってましたね。
近くにいたおじちゃんが、こう言ってました。
ですが、翌日の午後までは天気は持ちました(笑)。
ウィキペディア参照
暈(かさ、halo、英語読み:ヘイロー)とは、太陽や月に薄い雲がかかった際にその周囲に光の輪が現れる大気光学現象のことである。特に太陽の周りに現れたものは日暈(ひがさ、にちうん)、月の周りに現れたものは月暈(つきがさ、げつうん)という。虹のようにも見えることから白虹(はっこう、しろにじ)ともいう。
環水平アーク
ハロ現象もつかの間、今度は初めて見ましたが『環水平アーク』と言われている、横に出た虹が出始めたんです。これまた皆さんカメラ向けて撮りまくり(笑)。
なかなか見たことがない虹でしたので、ちょっとだけ感動!
ウィキペディア参照
環水平アーク(かんすいへいアーク、英語:circumhorizon arc、circumhorizontal arc)とは、大気光学現象の一種で、太陽の下46度の水平線上の薄雲に虹色の光の帯が見えるもの。水平弧、水平環 とも呼ばれる。大気中の氷晶に太陽光が屈折して起こるもので、太陽高度が58°以上の時にしか出現しない
雷鳥沢ヒュッテの温泉
のんびり雷鳥沢バカンスと決めたので、温泉につかりにいきます♪登山に行って温泉に入れる場所って、そうそうありません。ですがこの立山(雷鳥沢)は、山荘で温泉に入る事ができます。数年前の秋の登山時も入っています。今回もキャンプ場から一番近い雷鳥沢ヒュッテの日帰り入浴を利用します!
雷鳥沢ヒュッテhttp://www.raichozawa.net/hyutte.html
・日帰り風呂時間:10時~20時(最終受付19時30分)
・料金:700円
※シャンプー・リンス・ボディソープ有(タオル等は無いので用意してください)
冬は丁度いい湯加減ですが、夏とか秋はめちゃめちゃ熱いので気を付けてくださいね~!水で埋めないと無理な温度です。それから混雑時は洗い場に何人も並ぶので温泉に行く時間も少々考えないと、宿泊客もいるので全裸で洗い場待ちの整列をします(笑)。
立山連峰(大日岳方面)をお風呂場から見ながら湯船につかるので、これまた格別なロケーションですよ♪風呂上りはビール・コーラ・アイスと何でも売ってるのでお気に入りの山荘です。そうそう、15時くらいまでなら山荘飯も対応してくれるのでラメーンとかカレーとかもOK(^^)
モンベル・ステラリッジ3(旧型)
今期の冬山でデビューさせようと思っていたのですが、いかんせん厳冬期対応のシュラフを持っていなかったので、この春山(ある意味冬山)からモンベル・ステラリッジ3(旧型)の投入となりました。
テント泊をしたことが無い方にはわからないと思いますが、山岳テントはキャンプ用とは違い軽量化と対応人数によるギリギリのラインで設計されているため、2人用は実はテント内に荷物を入れると大変な事になります(狭い)。ですのでモンベルが新型のステラリッジを発売との情報をキャッチした時点で、新型から1世代前のステラリッジ3をアウトレット価格で本体・フライシート・グランドシート・外張りを大人買いしました!
来期の雪山テント泊を想定しているので、荷物が多くなることと雪でテント外に荷物を置いておくことができないので2人用から3人用のステラリッジ3をチョイス!これが正解でしたし、無雪期の2人用のテントに戻れなくなりそうなくらい居住スペースが良いです♪
まぁ弊害としては600gくらいは重量が増える事と、やはりテント自体は大きいので、設営できるテント場は選ばなくてはいけないかなという感じです。
ちょっとモンベルをディスる方向性にありましたが、テント自体の性能やコスパはさすがです、あくまでも旧モデルの場合ですよ。
現行(新型)の吊り下げ式は個人的に強度に不安あり!軽さを追求してテント本体の生地を10デニールにしちゃってるし、何かの拍子に切れちゃいそうな雰囲気あったんですよね~実際に見に行った時に思いました。(あくまでも個人的な感想ですよ)
良い点(旧型)
・コスパは抜群
・スリーブ式(初めてだったが以外に楽)
・設営は簡単
悪い点(旧型)
・テント本体のメッシュ時のジッパーが外側にある
・全室が狭い(わかっていたが)
・テント本体とフライの接触(上部)
我が家は色々と登山ギアの経年劣化問題が勃発していまして、実は無雪期に使っているテントはニーモのタニ2Pなのですが、こちらは雨等の侵入を防ぐシームテープがほぼ使い物にならなくなって補修をして使っています。更には、フライシートとポールを連結するベルクロテープも4か所全て剥がれ、これも補修しています。そろそろフライシート自体が加水分解をおこしそうな気配・・・ニーモはメンテナンスが悪く、フライシートの単体とかでの別売りをしていません(厳密には出来るが空輸してオーダーできるがバカ高くなり、別に一式買った方が良いんじゃない的な状況になるようです)。
次の2人用テントはやっぱり安定のアライテントかなぁ~!
2日目まとめ
嫁の調子が悪くなったので『雷鳥沢バカンス』を決め込んだ1日でしたが、こんな楽しみ方もありですな(^^)。実際、我が家と同じようにバカンスを楽しんでいる登山者も多くいましたし、お子様の家族連れなんかでっかい雪洞作ったりと銘々の楽しみ方があるんだなぁって感じました。
何もガツガツ登るだけが登山じゃないと!特に雷鳥沢はそんな場所かもしれませんね♪景色を見てるだけでも、非日常を存分に味わう事が出来る場所です、嫁は数年前の紅葉時期に来て以来、立山(雷鳥沢)にやられていて冬も来たかったそうなのでOKでしたね、何かと毒づかれますが(^^)。
立山(雷鳥沢)は四季折々の景色が楽しめますし、我が家もまだ未到達の大日岳方面もあります。立山三山を周回してもまだ山域は残っています。来れるうちは何度来ても楽しめる場所だと思います。
室堂から本当に1時間30分~2時間でキャンプ場なので、少々の荷物が重たくても初心者でも十分いける場所です、興味のある方は是非行かれてくださいね。
ではでは(3日目に続きます)